そのような輝かしい実績を誇る水永さんも、諸先輩方の助言を素直に守ることによって、大きな成果を出したと言います。
ゴールドマン・サックス証券で研修を受けているときに、当時世界一のプライベートバンカーだった先輩に、
「運用資産が30億円以下の人は引き受けるな」
と言われたそうです。
ところが、会社には毎月何十億円も集めなければならないという目標がありました。したがって、数億〜10億円ほどの資産を、多数の人から集めるというのが普通のやり方だったそうです。
実際に10億円ほどの資産をもっている方から、「資産を運用してほしい」という依頼を受けたときや、日標に達しないときなどは何度も引き受けようと思ったそうですが、トラスティである当時世界一のバンカーの言うことを守り続けました。
実際に10億円ほどの資産をもっている方から、「資産を運用してほしい」という依頼を受けたときや、日標に達しないときなどは何度も引き受けようと思ったそうですが、トラスティである当時世界一のバンカーの言うことを守り続けました。
トラスティの言うとおり、「30億円以下はお引き受けできませんので、30億円の資産になってから、また来てください」と、のどから手が出るほどほしい数億円の依頼を、すべて断ったのです。
それから1年たったころ、30億円以上の資産をもつ富裕層の方から、たくさんの資産運用を任されるようになり、結果的に世界一のプライベートバンカーとなりました。
経営や金融を学び、学歴も知識もある水永さんですが、「成功者のまねをする」という思考をもち、そのとおりに行動することで、短期間で大きな成果を手に入れたのです。
経営や金融を学び、学歴も知識もある水永さんですが、「成功者のまねをする」という思考をもち、そのとおりに行動することで、短期間で大きな成果を手に入れたのです。
成功者の教えを素直に聞くと、短期間で効果が得られる
という良い例だと思います。

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泉正人 | ファイナンシャルアカデミー

ファイナンシャルアカデミーグループ代表、一般社団法人金融学習協会理事長
日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの3つの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりのある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着をめざしている。『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。一般社団法人金融学習協会理事長。