蛇足ながら、米国は対外純資産ワースト1で、マイナス885兆8000億円と世界最大の赤字を抱えます。それにも関わらず、PPPを考慮した1人当たりGDPを切り口とすれば、米国は間違いなくお金持ちの国と言えます。その上、米ドルが国際決済に使われ続けるのは、米ドルが世界の基軸通貨である所以(ゆえん)ですね。
マクロ的視点では、日本が国として既にdeclining(衰退しつつある)のトレンド入りしていることは事実でしょう。それでも、海外在住の私の目から見ても、日本人の生活水準の昨今の下降には大きな違和感を覚えます。日本は国際的な評価や対外純資産の面で圧倒的に優位にも関わらず、不自然に国民生活のレベルが低い国なのです。最早、国民の生活水準からみると、アジア諸国の中ですらお金持ちの国だとは言えなくなってしまいました。日本のメディアは、この事実をキチンと報道されているのでしょうか。
富裕層向け専用サロンとは 銀行や百貨店のVIPしか使えない?
富裕層向けサロンと聞くと、銀行のVIP顧客用サロンを思い浮かべる方も多いでしょう。また、大手百貨店にも、外商サービスを使うような富裕層向けに専用サロンが用意されています。おぼろげながらイメージはできますが、具体的にどんな富裕層がこれらサロンを使っているのでしょうか。