花の都パリで桜を楽しむ 春におすすめの観光スポット5選

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フランスのパリで桜が見れることを知っていますか?パリの桜の見頃は、日本に比べて少し遅い4月の中旬頃だとか。今年の春は、パリで世界遺産と春の風景を満喫してみませんか。そんなパリの春を楽しめるおすすめスポット5つを春の風景写真と共にご紹介します。
2019.3.14

パリのシンボルエッフェル塔とセーヌ川

パリのシンボル「エッフェル塔」の近くにも桜が植えられています。エッフェル塔は今では世界中の人から愛されるパリのランドマークですが、建設当時はそれまでのパリの景観を損なうという理由で嫌われたそうです。その一人が作家であり詩人であったモーパッサン。エッフェル塔を見なくてすむように毎日塔のレストランで食事をしたという話は有名ですね。でもエッフェル塔、やっぱりきれいですね。特に桜を入れた風景は何とも言えません!
公式サイト:https://www.toureiffel.paris/jp
入場料: 2階までのエレベーター券€16.30、サミットまでは€25.50

エッフェル塔があるのがセーヌ川のほとり。この写真では塔はセーヌ川から少し離れた所に見えますが、パリの町を紆余曲折しながら流れているセーヌ川の川岸は「パリのセーヌ川」として世界遺産に登録されています。エッフェル塔はその構成資産の一つ。セーヌ川ではクルーズができるので、ぜひ船上からパリの世界遺産を楽しんでください。
参考サイト: https://www.veltra.com/jp/europe/france/ctg/4236:Seine_River_Cruises/
クルーズ料金:食事付のクルーズでは€60~180、コースや食事の種類により異なる

濃いピンクの八重桜が映えるノートルダム大聖堂

12世紀後半に建てられたノートルダム大聖堂も「パリのセーヌ川」の構成資産の一つです。パリを訪ねるときには絶対見逃したくないランドマークですね。大聖堂の南側のバラ窓近くに八重桜が植えられていて古めかしい厳かな建物に濃いピンクの桜が良く映えます。

ノートルダム大聖堂の見学は無料。ただし屋上の塔に登るには見学料€10が必要です。素晴らしい彫刻やステンドグラスなど見所が多いのでぜひ見学していってください。
参考サイト:https://jams-parisfrance.com/info/cathedralenotredameparis/
入場料:無料、屋上の塔の見学のみ€10

緑の芝生に春の花が美しいルクセンブルグガーデンズ

ルクセンブルグガーデンズは1612年に作られたパリ6区にある公園です。庭園内にあるルクセンブルグ宮殿はフランスの上院(元老院)の議事堂になっています。この庭園には緑の芝生を囲むように花壇が作られていて、春になると様々な花が咲き誇ります。

25ヘクタールの広さを持つルクセンブルグガーデンはパリ市民の憩いの場であり、また観光スポットにもなっています。園内には100以上の彫像を初め記念碑や噴水が作られています。
参考サイト:http://www.hitoriparis.com/kanko/luxembourg.html

日本風のお花見のできるソー公園

ソー公園の桜(Blooming cherry trees in Parc de Sceaux)By Dinkum – Own work, CC0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=14871091

パリの近郊にあるソー公園はパリで日本的な花見のできる場所です。200haの広大な広さのあるこの公園には100本以上の八重桜が植えられています。満開の頃にはパリ在住の日本人がお花見をするのに集まってくるそうです。

ソー公園には「グラン・カナル」と呼ばれる人工の池が南北に作られています。たくさんの木に囲まれたこの池は静かな水を湛え、ゆっくりとした時間を過ごすのにぴったりな所です。
参考サイト: http://hermes.sbbt.co.jp/paris1/sightseeing/parc-de-sceaux

日本の風景に出会えるモネのガーデン

「ジヴェルニー モネのガーデン」はパリから80kmほど西に行ったジヴェルニーにあります。このガーデンは印象派の画家モネが作り上げた庭園ですが、亡くなった後も関係者により維持され一般に公開されています。4月だと睡蓮の花がまだ満開ではないのですが(満開は5月上旬)パリに花を見に行って少し時間的に余裕があったらぜひおすすめしたいスポットです。
モネはこの美しい庭園を作っただけでなくその風景をいくつかの絵として残しました。中でも有名なのが「睡蓮の池と日本の橋」。ちょうど上の写真の風景を絵にしたものです。

モネは19世紀後半にフランスを風靡したジャポニスム(日本趣味)の影響を受けてこのような庭を作りそれを絵にしたと言われています。確かに睡蓮といい橋の形といい柳といい日本の庭のように見えますね!
Water Lilies and Japanese Bridge
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Water-Lilies-and-Japanese-Bridge-(1897-1899)-Monet.jpg

ガーデンにはもちろんその他にもたくさんの種類の花が植えてあります。敷地内にはモネの家も残っていて庭園にアクセントを与えてくれます。ぜひ春の花をゆっくり楽しんでください。

公式サイト:http://giverny.org/gardens/fcm/visitgb.htm
入場料:€10.50

パリのグルメ

Français : Lille, Pâtisserie Meert, Rue Esquermoise.  By Welleschik
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lille_Meert2.JPG

パリは本場のフランス料理が楽しめるところですが、その中でもペイストリーやケーキはぜひ味わってみたいグルメの一つですね。
なにしろパリには1000軒以上のぺイストリーショップがあるそう!
どこで買うか迷ってしまうほどですね。

パリへのアクセス

パリへのアクセスは成田・羽田・関西からの直行便で、所要時間約12時間30分ほどです。
航空会社は、日本航空、全日空、エアーフランス航空の3社から出ています。

まとめ

春のパリで花を楽しむ旅、いかがでしたか。パリにも桜があるのは意外な気がしたかもしれませんね。エッフェル塔やセーヌ川をバックに咲き誇る桜や、緑の芝生、庭園の花々は、春のパリならではの光景なのではないでしょうか。
今度の花見は少し趣を変えてフランスのパリでというのはどうでしょう。いつもとは違った春を楽しめるはずです。

setsukoT

オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。

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