普通のビジネスパーソンがお金持ちになる3つの方法とは?

ビジネスパーソンがお金持ちになるには、一体どうすれば良いのでしょうか。終身雇用や年功序列の慣習が多くの日本企業から消えた今、漫然と大過なく日々を送っていても、決してお金持ちにはなれません。一般的なビジネスパーソンがお金持ちになるには、3つの方法しかないのです。

2019.11.7(2021.6.24更新)

お金持ちになるには高年収のビジネスパーソンは不利?

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「お金持ちになるには高年収の職業に就かなければならない!」このような考え方が日本では一般的でしょう。しかし、結論からお話すると、それは正解ではありません。なぜなら、資産とは収入の多寡には関係なく、収入と支出の差額から生じるものだからです。つまり、年収を上げると同時に、年間支出を絞り込むことができなければ、資産を作ってお金持ちにはなれないということです。 比較的高年収のビジネスパーソンであるにも関わらず、資産がなくお金持ちになれない方が珍しくないのはそのためです。
例えば、高年収でもそれに比例して交際費を増やさざるを得なかったリ、身に付けるものもそれなりのものにしなければならなかったり、都心部の高級マンションに住んで高級車を所有したりするなどです。かつての私の周囲にも、少なからずそういう方がいました。 そもそも、ビジネスパーソンとして年収が上がっても、毎月負担する税金や年金・保険料なども比例して高額となり、手取り額は思ったほど大きくはならないものです。実際に、日本で資産のあるお金持ちは、年収や年間支出をコントロールしやすい中小企業のオーナー経営者や、自営業者が多くなっていることは、皆さんも感じるところでしょう。

普通のビジネスパーソンがお金持ちになるには3つの方法がある?

ここで、一般的なビジネスパーソンがお金持ちになるには、どうすれば良いのかを考えてみます。具体的には、以下3つの道筋があります。もちろん、誰でも簡単にお金持ちになる方法はありません。

1.大手企業の正社員として圧倒的なパフォーマンスを長期にわたり発揮する

業界にもよりますが、日本企業でも大手の正社員ならば、上級管理職や役員クラスになって年収3,000万〜5,000万円程度を狙うことは可能です。企業によっては、役員クラスで年収1億円超もあり得るでしょう。長期にわたって圧倒的なパフォーマンスを発揮するほど、昇進に「運」や「めぐり合わせ」の要素が小さくなりますし、外資系含め他社から好条件でヘッドハンティングされるチャンスも出てきます。

2.勉強して余裕資金で投資する

ビジネスパーソンの投資対象は、不動産、株式、FXなどが考えられます。それでも、投下できる資金や、性格・価値観次第で、適した投資は人それぞれ異なります。投資のプロの投資戦略・手法が自身に適するとは限りません。いずれにせよ、投資によってお金持ちになるには、自身の勉強・研究が必要不可欠であり、かつ失っても自身と家族の生活に影響しない余裕資金を用意することが前提になります。

3.独立・起業する

個人事業主やフリーランス、士業として単独で独立するケースや、ベンチャー企業を起こしてチームでビジネスに参画するケースが考えられます。事業内容や組織形態により、お金持ちになるまでの道筋や必要時間も様々です。社会・経済情勢や、自身の適性も影響するでしょう。いずれにせよ、自身の才覚を最大限に活用してお金を稼いでゆくことになり、大きな可能性がある分のリスクテイクは常に求められることになります。
なお、ビジネスパーソン自身が生来の資産家であるケース、家族・親族からの遺産相続でお金持ちになるケース、極めて低確率ですが宝くじファンで運良く高額当選したケースなどは、偶然の産物で自らコントロール不可のため、今回は除外しました。

ビジネスパーソンが低リスクでお金持ちになるには投資が有効?

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前述のとおり、一般的な企業に勤務する30〜40代のビジネスパーソンがお金持ちになる現実的な方法は、余裕資金での投資か、独立・起業することだと考えられます。もちろん、既に大企業の正社員として出世コースに乗っている、と自覚できる状態になっている方ならば、このまま社内で順当に昇進することを期待するのも有力な選択肢になり得ます。それでも、お金持ちになるには、「長期間にわたり安定して」資産を増やし、かつ維持できる必要があります。
独立・起業であれば、多くの人に求められる商品・サービスを長期にわたり提供し、安定した売上を確保できるのか、投資するのであれば、投資対象から安定したリターンを長期にわたり得られるのか、この辺りがポイントになってきます。言わずもがなですが、大手企業で上級管理職・役員を目指すならば、10年、20年と長期にわたって、誰から見ても文句のつけようがない突出したパフォーマンスを発揮し続けねばなりませんし、周囲からの人望も求められるケースが多いです。
加えて、社内外の力関係や、社内政治にも通暁して身を処す必要もありますね。このように見てくると、ファンダメンタルズ要因による不可抗力が存在するとは言え、シッカリ学んだ上で、余裕資金を用いた投資を行うことが、多数派の一般的なビジネスパーソンにとっては、最も低リスクでお金持ちになれる可能性が高い方法だと言えそうです。
Kenneth S

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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