いくら必要?社会人ボランティア【国別】費用
海外ボランティアの費用は国や期間によって費用がかなり違ってきます。日本から近い東南アジアのボランティアは費用が安く、アメリカやイギリスなどの欧米では費用が高くなります。東南アジアの場合、およそ4日~1週間で約10万円で参加可能な国も多いです。
以下は東南アジアの主要な国でのボランティア費用の参考例です。
国 | 費用 |
---|---|
カンボジア | 約6〜7万円 |
タイ | 約6万円 |
フィリピン(セブ) | 約6万円 |
ボランティア費用には航空券や海外旅行保険などが含まれていないことが多いので、東南アジアだと上記の費用に+4~6万円ほどかかると思っていた方がよいでしょう。
一方、日本から離れたアメリカやイギリスでは、航空券を含まない状態でも最低10万円以上は費用がかります。
国(欧米) | 費用 |
---|---|
アメリカ | 約20万円(2週間) |
カナダ | 約17万円(1週間) |
イギリス | 約11万円(1週間) |
また、アメリカやカナダでのボランティアの多くは最低でも1週間からのものが多いです。短期間で費用を抑えてボランティアに参加したい人は東南アジア、期間や費用に余裕がある人はアメリカやカナダでのボランティアに参加してみるのもいいかもしれません。
社会人が参加するならどんなボランティアがおすすめ?
社会人の方は学生と比べると休みが少なくて忙しいですよね。できれば短期で海外ボランティアに参加したい方も多いはず。
日本から遠いとその分費用も時間もかかってしまいます。しかし、東南アジアだと飛行機のフライト時間も短く、忙しい社会人の方でも短期間で参加できますので、おすすめです。
特に、カンボジアではスタディツアーと世界遺産のアンコールワットの観光がセットになったボランティアプログラムが豊富なので、「ボランティアだけでなく、観光もしたい!」という方におすすめです。
また、「ボランティアって聞くと体力がないときついんじゃ……」と体力が心配な人はスタディツアーをおすすめします。
スタディツアーとは以下のような活動です。
『スタディツアーとは、主に途上国でNGOが活動する現場を視察したり、ボランティア活動などを行う旅行のことで、 体験学習や現地の人々との相互理解を目的としています。
一般のツアーとの最も大きな違いは旅行の目的です。 一般のツアーは観光が主な目的ですが、スタディツアーは旅を通して「学ぶ」ことが目的です。 観光地を回るツアー旅行ではないので、あまり観光客が訪れないような地域を訪れることも少なくありません。
さらに、体験プログラムやホームステイなど現地の人々と直接交流する機会が設けられていることが多く、 スタディツアーの魅力の一つといえます。』
(引用:関西NGO協議会)
以上のように、スタディツアーは学ぶことが目的なので、体を動かしたりすることがあまりありません。そのため、「体力に自信がない…」という方はスタディツアーのボランティアがおすすめです。
短期でボランティアに参加したい人は日本から近い東南アジアの国。
一方、英語も勉強したい、動物や自然などに関わりたい、という人はアメリカやカナダでのボランティアをおすすめします。
助成金制度ってあるの?
海外ボランティアに参加したい方にとって気になるのが助成金制度。できれば安く海外ボランティアに行ければうれしいですよね。
しかし、残念ながら個人で参加する場合、助成金制度はほとんどありません。何かしらのボランティア団体に所属する必要があります。
ただ、プログラム費用が無料で、渡航費と現地滞在費のみが必要というボランティアもいくつかあります。
特にイギリスでは福祉施設でフルタイムのボランティアを長期間行うと、滞在費や食事が無料になる「ボランティアホリデー」と呼ばれるものがあります。
費用を抑えて海外ボランティアを体験してみたい人は、プログラム費用が無料のボランティアを探してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
海外ボランティアは「長期間で参加しないといけない」「体を動かして大変なイメージ」があると思いますが意外と短期間で交流するだけのボランティアも数多くあります。
普通の旅行とは違う体験ができる海外ボランティア。現地の人と交流をし日本では体験出来ないことや違った価値観に触れる経験をすることができます。
海外ボランティアに興味のある人はぜひ参考にしてみてください。