2017年8月8日 更新

「モノ」より「経験」に支出すべき5つの理由

ボーナスが支給されたら、宝くじが当たったら、もしも自由に使えるお金が手に入ったら、あなたは何に使いますか? こんなとき、迷わず「モノ」より「経験」に支出するのがお金の作法なのです──『美しく生きる女のお金の作法』特別編集[第2回]

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2017.8.8

1.モノを買った満足感は意外と短いから

夏と冬に支給されるボーナス、支給されたらうれしいですよね。自由に使えるお金が手元に残ったら、あなたは何にお金を使いますか?

気になっていた靴? バッグ? アクセサリー? 最近は、将来への不安から「全部貯蓄に回す」という人も多いようですが、まとまったお金の使い道として真っ先に「モノ」を思い浮かべる人も多いはず。

そんなとき考えたいのが、そのモノの価値を味わう満足感がいつまで続くか、ということ。気に入って買ったはずのバッグの出番がなかなかなかったり、あんなに欲しかったはずの靴なのに買ったとたんにまた別の靴が欲しくなったり……。

モノそのものはなくならないかもしれませんが、その“価値の寿命”は案外短いものなのです。寿命が短いものに大切なお金を支出することは、もったいないことともいえるのです。

2.モノを「所有」する時代から「活用」する時代になったから

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最近は「断捨離」や「ミニマリスト」のような“モノを多く持たない暮らし”を実践するライフスタイルに注目が集まり、ブームが続いています。

日本が豊かな国へと発展する途上だった高度経済成長期には、テレビや冷蔵庫、車など、それまでになかったモノを所有することに大きな価値がありました。ですが、すでにモノの所有が日本の隅々に行き渡り、モノがあふれる時代となった今では、モノを所有することにかつてほどの価値はなくなりました。

車をはじめとする生活に必要なモノの多くは、レンタルやリサイクル、シェアのサービスが登場しています。いまや、モノは「所有」する時代から「活用」する時代になっているのです。

3.見栄のためにモノを買うのは意味がないから

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バブル崩壊以降は人々の価値観も多様化して「これさえ持っていれば自慢できる」というモノはほとんど見当たらなくなりました。つまり、「人からよく見られたい」という動機にもとづく“見栄消費”の対象もなくなっているのです。

また、男性が女性を見る目も変わってきています。私の周りを見ても、素敵に着飾っている女性よりも、無駄遣いをせず堅実な女性を魅力的と感じる男性が増えているように感じます。収入が思うように増えず、将来へ向けた自助努力での貯蓄がマストな時代だからこそ、男性のほうでも「無駄遣いをしない女性」をパートナーに選びたいという意識が働いているのかもしれません。

こんな時代ですから、周りによく見られたいという理由で自分を飾るためにモノを買うのは、ほとんど意味がありません。もちろん、自分が本当に気に入っているモノのコレクションや、「私は誰が何を言おうとこれが好き」という“こだわり”に基づく買い物には、時代を問わず価値があります。他人の価値観に左右されずに買ったモノであれば、価値の寿命も長くなるでしょう。

でも、そうではなくただ何となく「これを持っていると素敵な女性になれそう」という漠然とした動機だけで高価なモノを買っていたとしたら、限りなく“浪費”に近い行動になっています。今すぐやめて、他の使い道へと切り替えましょう。

4.「経験」は生きている限り自分の中に確実に残るから

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では、何にお金を使うべきなのか――? 

答えは明快。“経験”です。
経験というのは、「自分の中身を磨き、成長につながる経験」のこと。例えば、少々高価な参加費がかかったとしても、興味のある講師が登壇する有料セミナーに参加してみる。あるいは、ちょっと背伸びして出かける感覚のある星付きレストランで食事をしてみる。そんな経験にお金をかける意識付けをしてみましょう。

「経験なんてすぐに消えてしまうから、もったいない」と思いますか? いえ、むしろ逆です。経験は自分の中に確実に残り、生きている限り、活かされていきます。飽きたり、使い古したりすることはなく、長い寿命を保ってくれるのはモノよりも経験なのです。

時には「この経験は失敗だった」という手痛い支出もあり得ます。でも、これもまた次に活かせる経験となります。経験は“確実なリターンを得られる支出”であるという点で、とても合理的なお金の作法となるのです。
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