ただし、在宅勤務やサテライトオフィスでの勤務であっても、まったく職場に行かないという意味ではないといいます。現在は、普段は職場に出勤していて、必要に応じて自宅やサテライトオフィスで勤務するというケースが多いようです。
働き手側のメリットばかりが目立つテレワークですが、実は、企業や地方にも効果をもたらす仕組みであるのだとか。
地方という観点で見ると、労働人口減少への対応が可能。企業という観点で見ると、業務の生産性や時間効率の向上や、オフィスコストの削減が見込めます。
地方という観点で見ると、労働人口減少への対応が可能。企業という観点で見ると、業務の生産性や時間効率の向上や、オフィスコストの削減が見込めます。
テレワークが「地方」「企業」「働き手」の三方に対して、いかに効果的であるかがわかります。
テレワーク成功のカギは組織風土の整備
テレワーク導入を検討していきたいと考えているものの、「ハードルが高そう」「何から手をつけたらいいかわからない」などと考える企業が多いようです。
佐賀県庁での導入に携わった著者は、テレワーク導入の最初に行うこととして、3つのことを挙げています。
佐賀県庁での導入に携わった著者は、テレワーク導入の最初に行うこととして、3つのことを挙げています。
・テレワークを導入する目的の明確化
・テレワークを導入して求める効果のイメージ共有
・推進体制の確立
・テレワークを導入して求める効果のイメージ共有
・推進体制の確立
ICTやテレワークは、あくまで他の目的達成のための道具や手段であり、導入自体が目的になってはならないのだと著者はいいます。
テレワークを導入すれば、何でもうまくいくというわけではない。なぜ、導入するのか、どんな効果を目指すのかについて、最初に目的を明確にしておく必要がありそうです。
テレワークを導入すれば、何でもうまくいくというわけではない。なぜ、導入するのか、どんな効果を目指すのかについて、最初に目的を明確にしておく必要がありそうです。
その後の具体的なアクションとしては、「情報インフラの整備」「制度の整備」「組織風土の整備」が挙げられています。
テレワークの形態や運用方法などのインフラの整備と、テレワーク利用促進のための手続きの簡略化といった制度の整備は想像ができるところです。
テレワークの形態や運用方法などのインフラの整備と、テレワーク利用促進のための手続きの簡略化といった制度の整備は想像ができるところです。
しかし、意外とおろそかにしがちなのが組織風土の整備かもしれません。いくらインフラや制度を整えても、テレワークはなかなか進まないこともあるのだとか。
管理職の研修で意識改革を促すなど、組織全体でテレワーク導入を歓迎する雰囲気ができると、スムーズに浸透していくようです。
管理職の研修で意識改革を促すなど、組織全体でテレワーク導入を歓迎する雰囲気ができると、スムーズに浸透していくようです。
テレワークは、日本が抱える多くの問題に対する解決の糸口になるのかもしれません。積極的に情報収集しておきたいものです。
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タイトル: あなたのいるところが仕事場になる
著者: 森本登志男
発行: 大和書房
定価: 1,836円(税込)
著者: 森本登志男
発行: 大和書房
定価: 1,836円(税込)
スマホメモで仕事と人生が変わる!思考のメモ習慣のすすめ
「メモを取る」という行動が、何かと注目されている昨今です。しかし、実際のところ、紙のノートやメモを常に持ち歩くとのはなかなか大変なことです。須藤亮著『スマホメモ|仕事と人生の質を上げるすごいメモ術 』より、いつも手元にあるスマホを使った新時代のメモ術をご紹介します。