アメリカ政府がファーウェイをエンティティリストに追加したため、アメリカ企業はファーウェイとの貿易が禁じられました。日本政府は2018年12月、ファーウェイと中国国有企業ZTEの製品を、省庁や自衛隊の通信機器として使用しないことを決定しました。
ソフトバンクは、2019年春から整備を開始する5G機器の提携先と、現在使っている4G基地局を、ノキアとエリクソンのものに入れ替えていくことを決定しています。日本の3大キャリアau、ソフトバンク、NTTドコモは、同年5月に発売予定だったファーウェイ端末の新商品について、予約の中止や停止を発表しています。
同年6月には、Googleがアメリカ政府に対して、「ファーウェイへの取引規制は国家安全保障上のリスクになる可能性がある」と警告したというニュースや、インテルがファーウェイに対して部品の輸出を続けているといった報道があり、人々を驚かせました。
しかし更に驚かれたのは、同年6月のトランプ大統領の発言でした。トランプ大統領はG20大阪サミットでの習近平国家主席との会見で、ファーウェイへのアメリカ製品の供給を許可する方針であると発言したのです。まさかの方向転換に世界中が驚きましたが、大方の見解は、習近平国家主席がトランプに緩和を働きかけた結果ではないかというところです。
ファーウェイは、2019年7月時点では、未だエンティティリストに残ったままのようです。
まとめ
情報を制する者は全てを制するといわれます。5G技術において圧倒的な力を持つファーウェイなら、インフラや公的機関を中心としてアメリカ国内にあっという間に普及する可能性が高いので、重大な安全保障の問題が起こる前に強硬策が取られたということです。時のアメリカ大統領がトランプなので余計強硬に見えるのですが、中国が通信技術大国No.1になったら様々な問題が生じることは、世界中が知っておいた方が良いでしょう。
出典:
ZATSUGAKU SUPPLIMENT https://zatsugakusapuri.com/huawei-mondai-wakariyasuku-kaisetu/
ITmedia news https://www.msn.com/ja-jp/news/world/huawei%E3%80%81%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE3g%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%A7%8B%E7%AF%89%E3%82%92%E7%A7%98%E5%AF%86%E8%A3%8F%E3%81%AB%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%8B%E2%94%80%E2%94%80washington-post%E5%A0%B1%E9%81%93/ar-AAEJiOM
NEWSWEEK https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2019/01/post-45.php
GIZMODE https://www.gizmodo.jp/2019/05/gtva-03-whats-happening-to-huawei.html
JBpress https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56871
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