2019年12月5日 更新

日本・世界で富裕層が増加中!世帯数の推移とリッチな外国人が増えたワケ

いわゆる「富裕層」世帯数の推移を眺めてみると、日本でも世界でも増加傾向にあるようです。都内の銀座や青山など比較的高級とされるエリアにおいても、確かに昨今はアジア系のリッチな雰囲気を纏う外国人に出会うことが、すっかり珍しくなくなったように感じます。

世界の「富裕層」も増加中?眼を見張る世帯数の推移

先にも登場した米国のBCGですが、こちらが実施した世界における家計金融資産に関する調査によれば、2016年の世界の地域別「富裕層」世帯数は、1位が北米地域で約760万世帯、2位は西欧地域、及び日本以外のアジア・太平洋地域(中国含む)で同数の約380万世帯となっています。
全世界では約1790万世帯と推計され、「富裕層」による保有資産が占める割合は、全体の45%にもなっているとのことです。家計金融資産規模の推移を眺めてみても、2016年は北米や西欧、中南米、中東、アフリカの各地域で顕著な伸びを見せているようですね。
他方、日本以外のアジア・太平洋、東欧、そして日本の各地域における金融資産の規模の推移を見てみると、伸びは緩やかなものとなっており、昨今の中国経済減速が影響している模様です。それでも、減速傾向にあるとは言え、日本以外のアジア・太平洋地域の「富裕層」の金融資産規模は、今後も増加傾向で推移するものとBCGでは分析しています。

そして、2017年には、日本以外のアジア・太平洋地域の金融資産規模が西欧地域を追い越して北米地域に次ぐ規模になったと推計される他、2019年中には、日本以外のアジア・太平洋と日本を合わせた両地域の金融資産規模が北米地域を超えて、世界最大となることも予測されています。
アジア新興国の「富裕層」世帯数が増加で推移し続けていることは、都内の銀座や青山界隈を歩いてみると、身なりの良いアジア系観光客を多く見かけるようになったことからも、肌で感じることができるのではないでしょうか。

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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