2019.9.27
自ら「仕事ができる人」だと認識し、日々アグレッシブに活動しているビジネスパーソン。実はまわりからは「仕事ができない人」なんて思われている可能性も。今回は、仕事ができる人が「できない人」になってしまっている5つのケースについて考えていきます。
自分のやり方・考え方に固執してしまう
自分の能力に自信があるからこそ、自分のやり方や考え方に固執してしまう。ごくごく自然なことかもしれませんが、企業では多くのスタッフとともに仕事をこなしています。確かにあなたの提案した考えがベストだというケースもあるでしょうが、数多くの選択肢の中のひとつに過ぎないことも。
自らの意見に固執しすぎて周りが見えなくなってしまうと、柔軟性がなく周囲とのコミュニケーションが取りにくい人と認識されてしまいます。自分の意見を押し通そうとしてチーム全体がぎくしゃくすれば、仕事の効率性にも支障をきたしてしまうでしょう。
本来はできる人だったはずなのに、いつしか扱いにくい「できない人」のレッテルを貼られてしまうかもしれません。
なんでも自分でやらないと気が済まない
仕事ができる人は、自分の仕事に自信があるとともに、強い責任感を持っている人が多いでしょう。他人任せにせず、最後まで仕事をやり遂げる。非常に素晴らしい考え方だと思いますよね。
しかし、ときには柔軟にものごとを考えることも必要です。他の仕事で納期が短縮され、どうしても手が回らなくなってしまった……。そんな状況なら、周りに助けを求め、サポートに入ってもらうことが企業・チームにとって有効な手段だといえるでしょう。
しかし、すべて自分でやらないと気が済まない人は、最後までやり遂げたい思いが強すぎて、自分の仕事を他人に任せることができません。結果として納期遅れを発生させたり、単純なミスを犯したりして、周囲に迷惑をかけてしまうことに。
そうなると、いくら仕事ができても、仕事がうまく回らない人、できない人と思われてしまいます。
ミスを認めず「自省心」に欠ける
仕事ができる人のなかには、プライドが非常に高い人がいます。自らの行動や仕事に対して厳しく、いつも完ぺきを追い求め続けています。とても素晴らしいことですが、ちょっとしたミスがあっても、なかなか自分の行動に対して過ちを認めない傾向が見られることも。
ときにはミスが発覚しても、「私の後に○○さんが作業していた」「私は十分にチェックしたので間違いない」など、他人のせいにする、反省しない、認めないといった行動をとる人もいます。
自らの行動を振り返り、反省する自省の心にかけてしまっていると、周りのスタッフからはあまり一緒に仕事をしたくないと思われてしまうかもしれません。結果、仕事ができない人の仲間入りを果たしてしまうことに。
上司・部下それぞれの対応が大きく違う
入社当初などは、若手時代には謙虚さを持っていたかもしれません。しかし同じ職場で長らく仕事を続けることで、自分の仕事に責任やプライドを持つとともに、社内で一定の権力を持つことにもつながります。
リーダー職などを務めていると、自分では気づかぬうちに、部下に対する態度が少しずつ変化している可能性も少なくありません。無意識のうちに、上司・部下への態度が少しずつ変化し、いつしか周りにもその態度が明確にわかるようになってしまっていることも。
入社当初は自分がそんな人間になろうとは思っていなかった人でも、なってしまう可能性は否定できません。人によって態度が大きく異なる人は、周りから信頼される人とは見てもらえず、仕事ができない人と思われてしまう恐れもあるのです。
レスポンスが遅く言い訳が多い
仕事ができる人の場合、同じチーム内や他チームに関連する仕事が舞い込むこともあるでしょう。さまざまなプロジェクトに関連する人物として、多方面からのさまざまなコミュニケーションにも柔軟に対応していかねばなりません。
忙しいのは致し方ないのですが、レスポンスが1日以上後回しになったり、緊急の事象に対してレスポンスが遅かったりすると、大小さまざまなトラブルを生む恐れがあります。
レスポンスの遅さに対して自ら改善しようと努めている場合は、周りからも一定の理解を得られる可能性がありますが、いつも「忙しいから」など言い訳が多いと、周りをイライラさせてしまうことに。結果、仕事が進まない・仕事ができない人と認識されてしまうかもしれません。
なかには、それほど忙しくなくてもレスポンスが遅い人もいます。この場合、普段から仕事ができない人と認識されているケースが多いので要注意です。
今一度自分の行動を振り返ってみよう
上記でご紹介した内容は、ビジネスシーンでよく見られる光景です。一度、二度であれば小さなトラブルで済むかもしれませんが、何度も続くようであれば、周りのスタッフからの視線が変わってくることも。
せっかく仕事ができるようになってアグレッシブに取り組んでいるのであれば、今一度これまでの自分の行動を振り返り、改善すべきポイントはないか思い出してみましょう。早めに気づくことで、自らの行動を戒めて業務に集中できるようになるはずです。
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