例えば、肉類では…鶏肉1kg・6レアル(約180円)、ソーセージ1kg・6レアル(約180円)、牛肉1kg・30レアル(約900円)程度が相場です。これらの肉を串に刺し丸焼きにするスタイルを「シュラスコ」と言い、最近では日本でも「ブラジル版バーベキュー」として注目を浴びています。
野菜・果物では…トマト1kg・4レアル(約120円)、ジャガイモ1kg・3レアル(約90円)、タマネギ1kg・3レアル(約90円)、バナナ1kg・6レアル(約180円)と、こちらも日本よりも安い場合が多いです。
コーラやカップラーメンなどグローバルに売られている食料・飲料に関しては、日本と同じか少し安い程度の値段が相場です。自炊を軸にした食生活を送れば、食費を日本の半分程度に抑えることも難しくありません。
また、サンパウロには「リベルダージ」という日本人街(東洋人街)があります。街には日本式の鳥居や橋があり、おなじみの牛丼屋・寿司屋・居酒屋などが数多く立ち並んでいます。現地での生活で日本食が恋しくなった際には、心強いスポットになってくれるはずです。
運賃はずっと“初乗り”
市内の移動手段は、地下鉄とバスが一般的で、運賃はどちらも4レアル(2018年1月時点)です。日本の初乗り運賃と同程度と思いきや…大きな違いが、それぞれどこまで行っても“一律料金”だということです。また、定期的に地下鉄やバスを利用する場合は「ビリェッチ・ウニコ」というICカード乗車券を買うと便利でおトクです。
市外へは、長距離バスでの移動が盛んで、広大な国土(日本の約22倍)に様々な路線が張り巡らされています。例えば、サンパウロからリオへの移動時間は約7時間で、運賃は100レアル(約3,000円)程度が相場です。
ブラジル国内は、温暖湿潤気候の影響もあって夕立が多く、サンパウロのような都心部では渋滞・交通事故が起きやすくなります。もし自分で車を運転する場合には、日本以上に注意を払って下さい。
以上、実際にサンパウロで暮らす際の目安をご紹介しました。ブラジルは、距離こそ日本から大きく離れた地にありますが、国内には日系人が多く、日本人に対し友好的な人々も少なくありません。これらを参考にして、移住への第一歩を踏み出してみて下さい。
「いつかは住みたい」クロアチアでの生活費
近年、日本でも人気急上昇の旅先となっているのがクロアチアです。アドリア海に面するバルカン半島に位置しており、その美しい自然と中世の街並みが調和した景観は、ヨーロッパ随一とも。特にドブロブニクは“アドリア海の真珠”とも称され、映画「紅の豚」のモデルになった街としても有名です。