若くして「富裕層」になれる人はお金に興味がない?

富裕層とは?富裕層になるには?
若くして富裕層になる人は何が違うのでしょう。実際にはお金持ちになる人はほんの一部で、それ以外の人は普通の生活を送っています。では、お金持ちになる人はやはりお金に興味が高いのでしょうか。
2018.1.10(2020.7.8更新)
「お金持ちになりたい」「それもできるだけ早いうちに」と思っている人も多いでしょう。ここではお金持ちの定義と、若くして富裕層となった人物の情報を元にして共通する特徴を探ってみます。

いくら稼げば富裕層になるの?

富裕層といっても、いったいいくらから富裕層と呼んだら良いのでしょうか。残念ながら富裕層のはっきりとした定義はありません。
一般的に年収1,000万円あれば裕福なイメージがありますが、確実に裕福だと思われるのが年収2,000万円以上でしょう。人によっては年収1億円以上が裕福だと考えるかもしれません。
野村総合研究所では純金融資産額を切り口として日本の世帯を5つに分類しています。その中で富裕層の定義は純金融資産額が1億円以上の人たちとしています(5億円以上は超富裕層)。ここでも純金融資産額が1億円以上の人を想定していますが、今回はその資産を一代で稼いだ人を対象とします。

年齢別富裕層になる人の割合は?

では富裕層は日本にどれくらいいるのでしょうか。前述した野村総合研究所の調査によれば、超富裕層は0.14%、富裕層は2.16%で合わせて2.3%です。2.3%の人が日本の金融資産の約20%を占有しています。日本の富裕層の割合は年々増えてはいますので、富裕層になる人が確実にいるのです。

富裕層になる人の共通点は?

実際に富裕層は確実に存在し、富裕層になる人もいるのですが、ではそうした人たちの共通点とはどのようなものでしょうか。ここではその共通点を3つ紹介します。

1.学歴は関係ない・中退者が多い

マイクロソフトを起業したビル・ゲイツはハーバード大学を中退しています。アップルのスティーブ・ジョブスはリード大学を中退。Facebookを立ち上げたマーク・ザッカーバーグもハーバード大学を中退しています。日本ではライブドアを起業した堀江貴文が東大を中退しています。ジョブスのように経済的理由で中退する人もいますが、大学での授業よりもビジネスの方に面白さを感じたことと決断の速さがその理由でしょう。
面白い、やりたいと思ったらすぐにやるそのスピード感が彼らも富裕層へと押し上げたと言えます。

2.自分の興味があることを大切にする

富裕層になる人は自分のこだわりを持っていることが多いです。これを世の中に出したい、これを売りたいという人が成功しています。
スティーブ・ジョブスも自分の直感を信じてビジネスを行っていました。ビル・ゲイツは物事を突き詰めることが好きで、そうすることで良い結果が出ると言っています。
とにかく興味があること、面白いことをやり続けることが大切です。事業家となり富を築く人の中には気楽な趣味として始めたことでも、時間を忘れ熱中しとことん追求した結果、仕事にしてしまうこともしばしば。

日本でも堀江貴文は人狼ゲームやロケット開発など面白いことにどんどんチャレンジしています。遊びながらお金を稼いでいるかのようです。このように好きなこと、興味のあることをとことん突き詰めることができるかどうかが富裕層になる条件でしょう。

3.お金を稼ぐことが目的ではない

富裕層なのにお金を稼ぐことが目的ではないというと意外かもしれませんが、成功者は自分の興味があることを突き詰めていたり、お金以外の目的を達成するために事業をしていたりする人が多いです。あくまでもお金は結果であると言えます。

例えば、Facebookを立ち上げたマーク・ザッカーバーグはその目的を「どんな人とも繋がること」としています。そしてみんなが目的意識を持てるような社会を作りたいと考えています。

また、自動車の育ての親とも言われる自動車会社フォード・モーターの創設者、ヘンリー・フォードの名言に、A business that makes nothing but money is a poor business.(お金のための仕事なら、それは貧しい仕事だ)とあります。
フォードは、当時お金持ちの持ち物だった自動車を大量生産によって大幅に値下げし、大衆的な輸送手段にしました。その結果、産業と交通に革命をもたらし、世界有数の富豪となりました。
自身の思いや目的を実現するために行動することが豊かな仕事であり、お金を稼ぐことはその結果でしかないということですね。

このように、お金だけを目的にしている人は実は少ないというのは覚えておいた方が良いでしょう。これは男性でも女性でも同様で、ジェンダーに関係ないようです。

4.彼らのお金に興味がないパートナーと結婚する

GAFAトップのパートナーは高学歴揃いです。例えば、fecebookのCEOマーク・ザッカーバーグは学生時代にプリシラ・チャンと出会い、彼女の小児科医としてのキャリア確立を待って結婚しました。
離婚してしまいましたが、Amazonのジェフ・ベゾスの元妻マッケンジーは名門プリンストン大学からウォール街に進んだ超エリート。
Amazon起業メンバーとしてジェフを支え、その後作家となっています。Googleを共同設立者ラリー・ペイジのパートナーのアン・ウォジツキはイエール大学・生物学博士、一方セルゲイ・ブリンの妻ルーシー・サウスワースもスタンフォード大学で生物学博士号を修得しています。パートナーに依存されている感はありません。

お金持ちである彼らが恋愛対象としてだけではなく、興味や創造性に満ちた会話を楽しめるパートナーを求めた結果かもしれません。
逆に言うと、「自分で稼げる = 彼らのお金に興味がない」パートナーを選んでいるのかも。確かに「彼らのお金に興味がある女子」は信用しづらいですよね。

自分の興味があることに積極的にチャレンジしてきましょう

ここまでで分かったように、富裕層になる人はお金を目的にしてきたわけではなく、自分の興味のあること、自分が社会に対して影響を与えられることを自分なりの方法で実践してきたに過ぎません。その結果として富裕層になったのです。
たいていの人は興味あることがあってもチャレンジしません。若くして富裕層になりたい人は自分の興味があることに
積極的にチャレンジすることをおすすめします。
その先に富裕層への道があるでしょう。

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ジョン0725

大学院博士課程で勉強をしながら、中学受験塾で15年教えてきました。現在は小学生対象の教室運営、教材作成、ライターとさまざまな分野で仕事をしています。

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