キャリアデザインセンターのある労働組合
労働組合にも、組合員のキャリアアップ、自己実現を重視して具体的な対策に乗り出しているところがあります。
その代表例が大手電機メーカーの労働組合が加盟する電機連合が設立した「キャリアデザインセンター」です。経験豊かなキャリアカウンセラーが相談室を訪れた組合員からていねいに話を聞いて、今後のキャリア形成について一緒に考えています。
その代表例が大手電機メーカーの労働組合が加盟する電機連合が設立した「キャリアデザインセンター」です。経験豊かなキャリアカウンセラーが相談室を訪れた組合員からていねいに話を聞いて、今後のキャリア形成について一緒に考えています。
2003年(平成15年)から「電機産業職業アカデミー」も始まっていて、各種の専門的な研修も行っています。
スーパーや食品メーカー、繊維メーカーの労働組合が加盟するUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)も、組合員の能力の見える化、能力開発を支援する活動を行っています。
スーパーや食品メーカー、繊維メーカーの労働組合が加盟するUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)も、組合員の能力の見える化、能力開発を支援する活動を行っています。
組合員の雇用を守り、賃上げ交渉などを通じて生活の安定を図るのが労働組合の本来の役割ですが、今は組合員がよりよい収入、よりよい生活を目指せるキャリアアップのサポートにも目を向けるようになっています。
このように今は、自分の「市場価値」を高めたいと意欲的な人のキャリアアップ、自分磨きを、雇用保険も、公共図書館も、労働組合も応援してくれます。自分の地元で探してみれば、たとえば大学や、商工会議所のような経済団体もやっているかもしれません。
キャリアを磨くボランティア「プレボノ」でスキルを活かした社会貢献
「プロボノ」は本業の知識、経験、スキルを活かして社会に貢献するボランティア活動です。日本にもプロボノを奨励する企業が現れています。本業とは異なる環境での問題解決が本業の問題解決のトレーニングになり、自分の市場価値を高めてキャリアアップにつながる可能性もあります。