流される力(27)思考信託 〜小さいところ (思考)から思考信託してみる 〜

流される力
自分の「我」や「未熟なこだわり」を捨て、結果を出している人のアドバイスを素直に聞いてそのまま行動する、これが「流される力」=信託思考です。より多くの人に流されることで、速く成長し、人生の成功を手にできます。泉正人著「流される力」より抜粋。
2019.7.17

フレームワーク⑤ 思考信託 小さいところ (思考)から思考信託してみる

ここからは、 いよいよ実際に思考をまねる段階に入っていきます。
まず、なぜトラスティがそういう思考になったか、そして、なぜ自分にはないものをもつようになったのか、その経緯を考えてみます。
トラスティの生き方やまわりの人脈、行動、仕事などから想像してみましょう。
たとえば、トラスティがワインを飲むのは、ただ酔っぱらって気分が良くなりたいわけではなく、「ワインは世界共通の文化で、人との関係をなごやかにする力のあるもの」という「ワインを飲む思考」にもとづいてワインを飲むという行動をしています。
また、トラスティがパリによく行く人ならば、その裏にはやはり思考があります。 繰り返しになりますが、行動の裏には思考があるのです。
思考をまねるためのいちばんのトレーニングは、

トラスティの思考や行動を自分に置き換えて考えてみることです。

「トラスティならどう考えるだろうか、どう行動するだろうか」と想像してみると、 自分とその人の考えの違いが見えてきます。
その人が手に入れているものと、自分が 手に入れていないものもはっきりします。

それらの違いこそが、自分のたりないところです。

このように、思考や行動を置き換えてみると、自分の思考や行動を変えなければいけないことがわかり、自然と得られる結果も変わってきます。

実行できる部分からまねをしてみる

実際に思考をまねる際には、小さなところから実行するのがポイントです。いきなり大きな部分からまねをしようとしてもうまくいきません。
年収で人のレベルを測るのは間違っていると思いますが、たとえば、年収300万円の人が、年収1億円の人に思考信託して、いきなり 「わたしも今年中に1億円稼げるようになろう」と意気込んでも、それはかなり無理があります。
最初は、小さな部分からでもかまいません。たとえば、次 のようなライフスタイルや趣味の一部からまねてみてはいかがでしょうか。
・トラスティがやっている習慣
・トラスティの通っているスポーツジム
・トラスティが通うレストラン
・トラスティがすすめる旅行先
・トラスティがすすめる本 (人生を変えた本など)
もしもトラスティが、世界50カ国をまわっている人であれば、最初はその人が行った国の3カ国だけ行 ってみる、あるいはトラスティが年間に300冊の本を読む人であれば、その人がすすめる本をまず1 0冊読んでみる、という具合にできるところから行動に移していくのです。


小さいところからまねをして成功体験を積み重ねていけば、徐々に大きな部分でも思考信託ができるようになり、得られる結果もしだいに大きくなっていく

と思います。

泉正人

ファイナンシャルアカデミーグループ代表、一般社団法人金融学習協会理事長

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの3つの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりのある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着をめざしている。『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。一般社団法人金融学習協会理事長。

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