富裕層が集う街ドバイでラグジュアリーな旅 おすすめ観光5選

ドバイは今や、ニューヨークや東京よりも訪れる人が多いと言われる、アラブ首長国連邦の最大都市です。亜熱帯に位置するドバイは、冬でも20度以上の温かい日が続きます。その中でもベストシーズンは遊泳ができるようになる3月。注目のドバイ観光の魅力に迫ります。

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2019.2.23

ドバイってどんな国?

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世界的に広く利用されているクレジットカード「マスターカード」が発表した「2018年度世界渡航先ランキング」によると、2017年にドバイを訪れた観光客は1,579万人で世界の都市の中で4位となっています。この数は、シンガポール、ニューヨーク、東京よりも多く、しかも来年度はさらに5.5%伸びることが予想されています。イスラム教という独特の文化を持ちながら広く門戸を開いているドバイ。ドバイは元々交易で発展してきたところですが、最近は世界中の人が集まるコスモポリタンに。世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や世界一規模の大きい「ザ・ドバイ・ファウンテン」などのランドマークもあり、訪れる人を魅了します。

ドバイの気候 おすすめの時期は3月

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亜熱帯にあるドバイには日本のような四季はなく、大きく冬と夏に分けられ、4月~10月が夏、11月~3月が冬になります。夏には気温が30~40℃まで上がり湿度も60~100%と高いため、日本の夏のような蒸し暑い気候になります。その反対に冬の平均気温は20~30℃で比較的過ごしやすくなります。3月が観光にとってベストシーズンなのは、3月は冬の終わりの月で気温がそれほど高くない反面、水温が上がってきているので遊泳が楽しめるというメリットがあるからです。

ドバイ観光 5つの見どころ 

ドバイには、ランドマークや見どころがたくさんありますが、その中でも特に人気のあるランドマーク「ザ・ドバイ・ファウンテン」「ブルジュ・ハリファ」「ジュメイラ モスク」「 パーム・ジュメイラ」そしてツアーで楽しむ「デザート・サファリ」をご紹介します。

1.水のショーが美しい「ザ・ドバイ・ファウンテン」

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ザ・ドバイ・ファウンテンは、ドバイのダウンタウンに作られた横幅275mの大規模なファウンテン。その規模をさらに大きくしているのが最高150mまで吹き上がる噴水の高さです。150mと言えば50階建てのビルにも匹敵する高さ。そのおかげでこの噴水は宇宙からも見えると言うのですからダイナミック!しかもただ水が吹き上がっているのではなく、30分に1回、様々な音楽が流れ、それに合わせて噴水のパターンと照明が変わりまるで水のダンスショーを見ているよう!
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この噴水のショーをゆっくり楽しむには近くにあるレストランのテラス席で食事をしながら見たり、小舟に乗って鑑賞する方法もあります。 料金:ファウンテンを広場から鑑賞するのは無料。小舟のクルーズはAED75(約2,300円)
参考サイト:https://www.getyourguide.com/dubai-l173/dubai-fountain-show-and-lake-ride-t60095/?utm_force=0

2.世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」

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ブルジュ・ハリファはドバイで見れるもう一つの世界一のランドマーク。160階、高さ828mの高さを誇るこの超高層ビルには、5つ星ホテルのアルマーニホテルやレストランの他に、高級レジデンスやオフィスがあります。
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このビルで見逃せないのが124階の展望台「アット・ザ・トップ(At the Top)」から見下ろすダウンタウンと砂漠の風景。まるでSFの世界に出てくるような砂漠の中に作られた近未来の町そのもの!眼下に見える人工池が光に反射してトルコ石のような美しい青色をしているのが印象的です。 入場料:AED370(約11,200円)
公式サイト:http://www.burjkhalifa.ae/en/index.aspx

3.イスラムの文化を知ろう「ジュメイラ モスク」

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イスラム教の国に行ったら絶対訪ねたいのがモスクですね。ドバイのモスクではジュメイラ・モスクが一番有名で、しかもここだけは異教徒でも入場を許されているのです。2本の美しいミレットが左右に立ち、中央に大ドームがあるこのモスクには約1,200人が一度に礼拝できる大きな礼拝所があります。白い外壁が美しいジュメイラ・モスクは、ドバイのシンボルの一つである7つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」から5分の所にあります。このモスクでは写真撮影も可能。また、木曜日と日曜日にはモスクツアーがあります。ぜひ参加して異文化を体験してください。 入場料:AED10(約300円)
公式サイト:https://cultures.ae/services/jumeirah-mosque-visit/

4. 人工島「パーム・ジュメイラ」

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上空から見たドバイのパーム・ジュメイラ  By Richard Schneider from Los Angeles   https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23614350
パーム・ジュメイラは海を埋め立てて作った人工島。ドバイの中心地とはモノレールでつながっています。上空から見ると写真の様にヤシの木に見えるように設計されているのが特徴。そのヤシの木を囲むように作られているのが全長11kmの三日月型の防波堤。パーム・ジュメイラには、豪華ホテルも作られていますが、世界のセレブや著名人が所有プライベートビーチのある豪宅も建てられています。
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パーム・ジュメイラでは水の遊びがいろいろできます。その一つがアトランティス・ドバイホテルにあるアクアベンチャー・ウォーターパーク「アトランティス・ザ・パルム」。このパークにはたくさんのアトラクションがあるので飽きることがありません。その他ドルフィンベイでは、腰の深さまで海の中に入りイルカに触れることができます。ダイビングの資格を持っていると一緒に泳ぐこともできるんですよ。 アトランティス・ザ・パルムの入場料:AED300(約9,000円)
公式サイト:https://www.atlantisthepalm.com/

5.中東の旅行では見逃せない「デザート・サファリ」

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さて、ドバイでもう一つ忘れてはいけないのが砂漠。起伏の激しい広い砂漠を4WDに乗って駆け抜けるデザートサファリはドバイに行ったら絶対体験したいアクティビティーの一つです。このサファリには早朝に出発するものと夕方近くに出発するものがあります。早朝だとすいているのがうれしいですが、夕方近く出発するツアーでは、砂漠に沈んでいく夕日を見ることができます。
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サファリの後はラクダに乗ったり、民族衣装を着て記念撮影をしたり、また夜には大テントを張った会場でベリーダンスを見ながらアラビアの食事が楽しめます。ツアー会社はいろいろありますが、名の知れた会社を選んだ方が良いでしょう。 ツアー料金:平均AED260 (約7,700円)、ツアーの内容により異なる。
参考サイト:https://www.getyourguide.com/dubai-l173/evening-dubai-desert-safari-t59115/

ドバイのグルメ

ドバイの伝統的な料理はアラビア料理ですが、最近では世界中の人が集まるため、世界中の料理が食べられると言っても過言ではありません。

3月におすすめ ドバイの食を堪能できるイベント「テイスト・オブ・ドバイ」

©Taste of Dubai

©Taste of Dubai

ドバイでは2019年3月7日(木)~3月9日(土)に「テイスト・オブ・ドバイ(Taste of Dubai)」が開かれます。会場は「ドバイ・メディア・シティー野外劇場(Dubai Media City Amphitheatre)」。ロンドンで始まったグローバル的な食のフェスティバル「テイスト・フェスティバルズ」が主催するもので、一流シェフたちがその腕を披露したり、料理教室が開かれたりします。そこで開催されるコンサートも見逃せません。 入場料:AED80~255 (約2,400円~7,700円)曜日により異なる。2人分まとめて買うと割引に。
公式サイト: http://tasteofdubaifestival.com/

伝統的なグルメ

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UAEの伝統的な朝食「 チェバブ(上)とバラリット(下)By Wikiemirati
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Chebab_and_Balalit.jpg
グローバル的な味の楽しめる「テイスト・オブ・ドバイ」とは別に、アラブ首長国連邦の伝統的な食べ物として朝食に良く出てくるのが「チェバブ」と「バラリット」。チェバブはホットケーキに似たものでハニーやクリームを付けて食べます。バラリットはゆでて砂糖を加えた春雨にオムレツを乗せたものです。ドバイならではの味を楽しんでください。

まとめ

イスラム教の国であるアラブ首長国連邦の最大都市ドバイでは、もちろんイスラム教の最低マナーは守る必要がありますが、異教徒を受け入れるコスモポリタンとして世界中の人が集まり、これからも発展することが予想されています。美しい海岸と世界一を誇るランドマークの数々に魅了され、イスラム教の文化や砂漠でのアクティビティーを満喫できるドバイ観光。ぜひ気候的にベストシーズンである3月に旅の計画を立ててみてください。
setsukoT

setsukoT

オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。
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