2019.6.13
首都のコペンハーゲンは、世界的にも珍しく、シェラン島という離島部に位置しています。街は「北欧のパリ」とも言われ、運河沿いには“四角いカラフルな家”が立ち並んでいることも特徴的です。実は「レゴブロック」が生まれたのもデンマークで、このような街並みと少なからず縁があると考えられています。
今回は、将来コペンハーゲンに住みたいという方のために、コペンハーゲンに実際に住む際にかかる生活費などを紹介します。日本との相違点も含め、移住を検討する前にぜひ参考にしてください。
(※ 記事では、1クローネ(DKK)=16.4円として計算しています)
(※ 2019年 5月時のレート)
(※ 2019年 5月時のレート)
約10年後に現金がなくなる?
まず、お金についておさえておきたいのが、デンマークは世界有数の“電子マネー大国”だということです。2030年には“現金の使用を廃止する計画”が進んでいるほどで、すでに都市部では、ファストフード店から町の有料トイレ、屋台まであちこちに電子マネー端末が置かれており、キャッシュレスでの支払いが一般化しています。
国内の銀行が開発した「MobilePay」は最もポピュラーで、店舗決済の7割以上に使用されています。今後 店によっては現金での支払いを断られる可能性もあるので、キャッシュレスでの支払いには、日本にいるうちに慣れておいた方が良いでしょう。
気になる家賃相場は?
市内での家賃の相場は、1LDKの部屋1カ月・9,000クローネ(約15万円)程度で、東京都内と同レベルの高さです。さらに、実際に部屋を借りる際は日本の敷金にあたる“デポジット”を払う必要があります。もちろん退去時に何の問題もなければお金は帰ってきますが、初期費用に関しても都内に引っ越す際と同レベルのお金(50万円以上)は用意しておきましょう。
また、マイホームを持っていない場合は、アパートのシェアも一般的です。ルームシェアの場合は、1部屋あたり4,000クローネ(約6万円)程度の物件も多く見当たります。ルームシェアをするにあたって、現地にツテがない場合は、Facebookの部屋探しコミュニティを利用して物件探し・マッチングをするという手段もあります。