Evernoteの動作は軽快になっている
とは言え、Evernoteは動作が遅い。そういう印象は強くあると思います。とくにスマホのアプリは動作が重々しい。それで使わなくなったという人も多いでしょう。
いまではこれは、だいぶましになりました。さすがに情報ノート件数が万を超えると軽快とは言えませんが、そういう方はアカウントを新しくしたほうがいいでしょう。
いまではこれは、だいぶましになりました。さすがに情報ノート件数が万を超えると軽快とは言えませんが、そういう方はアカウントを新しくしたほうがいいでしょう。
情報件数が数千以下のケースならば、ふつうに使えます。
ほとんどの場合、実務的な使用であれば、情報ノートは数千ですむはずなのです。たしかに私もそうしたように「あらゆる人生のデータを閉じ込める」となると、数万という数字になってしまいますが、そのような「ライフログアカウント」と通常使用は分けたほうがいいでしょう。
ほとんどの場合、実務的な使用であれば、情報ノートは数千ですむはずなのです。たしかに私もそうしたように「あらゆる人生のデータを閉じ込める」となると、数万という数字になってしまいますが、そのような「ライフログアカウント」と通常使用は分けたほうがいいでしょう。
Evernoteは相変わらずカレンダー機能がない
このリマインドという使い方をする上で、もっとも物足りないのが「カレンダー機能のないこと」です。特定の日時に資料を見るようにするのはできても、カレンダーというビューがないので、予定管理長期のプロジェクト管理には、なんとも使いにくい部分が依然としてあるのです。
ある資料を9/9の午前9時に見ることにしておく。ということは容易です。しかし、その資料を見るのは、実は翌日の9/10で良くなったというとき、カレンダーからドラッグで日付移動したりはできません。
これはデジタルである以上、絶対にできて良さそうなことで、とても残念です。もしこれができるようになれば、カレンダーの代わりにすらなるのですが。
ともあれ、特定の日時に特定の資料を確認すると言うことが、業務上必須で、しかもそれができればだいたいのところうまくいくという人には、Evernoteは非常に良いツールです。
ともあれ、特定の日時に特定の資料を確認すると言うことが、業務上必須で、しかもそれができればだいたいのところうまくいくという人には、Evernoteは非常に良いツールです。
なんとなく使わなくなっている人もきっと多いでしょう。今一度古いアカウントを掘り起こしてみることをオススメしたいです。
カレンダー形式でToDo管理できるツール「Asana」が優秀!
一日二日では終わらない仕事。たとえば、原稿を締め切りまでに仕上げるといった中長期の仕事を管理するツールで思い浮かぶのは、カレンダーという人が多いのではないでしょうか。今回は、タスク管理ツールでは珍しい、カレンダー表示機能のタスク管理ツール「Asana(アサナ)」をご紹介します。
佐々木 正悟
心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。1973年北海道旭川市生まれ。97年獨協大学卒業後、ドコモサービスで働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行う。著書に、ベストセラーとなったハックシリーズ『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社)のほかに『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』(中経出版)『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』(ソーテック)など。また、共著に『iPhone情報整理術』(技術評論社)がある。「シゴタノ!-仕事を楽しくする研究日誌」(https://cyblog.jp/)にて連載中。