デジタルデトックスでリフレッシュ！スマホを断ち切り直感力を研ぎ澄ます旅２選

保健農園ホテルフフ山梨は、真南に富士山を望む山梨市の静かな山麓に建てられた広大な敷地を持つホテル。その敷地には豪華な木造建築の宿舎が建てられており、まるで別荘に来たような感覚。建物は周囲の山々や庭園とうまく調和し、見るだけで心が和みます。ホテルフフ山梨では、健康の維持向上を目指し、マインドフルネスの理論に基づいて6つのアプローチに焦点を当て、それに合ったプログラムを用意しています。

ホテルフフ山梨が大事にしている６つのアプローチは、睡眠リズム、リラクセーション、コミュニケーション、感覚活用、セラピー食、運動です。そのため、体に取って適切な睡眠が取れるよう客室にはテレビがなく、代わりにハイレゾ品質のオーディオが置かれています。またジャグジーや暖炉のある読書コーナーなど日頃とは違った環境の中で静かな時間を過ごすことができます。具体的には、自分自身との対話を促すために座禅、スタッフや地元民とのコミュニケーションを図るための農園作業や料理、さらには、森林の散策やヨガなどのプログラムが用意されています。その他、アート療法や自律神経バランス測定などのオプショナルプログラムもあります。

では実際のプログラムはどのようになっているのでしょうか。ホテルフフ山梨では1日を3つのセッションに分けています。昼頃に行われる2番目のセッションはどの日も「農園づくりとクッキング」ですが、1番目（早朝）と3番目（夕方）のセッションには、次のように曜日毎に異なる内容が織り込まれています。

月：座禅、体リセット
火：クリヤヨガ、無極功
水：マインドフルネス、操体法
木：座禅、セルフ筋膜リリース
金：マインドフルネス、体リセット
土：座禅、操体法
日：マインドフルネス、無極功・体リセット

デジタルデトックスというと、スマホをホテルで預かり滞在中スマホから完全に切り離すようなプログラムを組んでいる所もあります。ホテルフフ山梨でも、希望すればフロントでスマホを預かってくれるそうです。でもこれまで紹介したようにこれだけプログラムが充実していると、自然とスマホにも手が出なくなるのでは？デジタルデトックスの体験を活かせば、日常でもスマホから切り離された時間を上手にアレンジできそうですね。

■基本情報
公式名：保健農園ホテルフフ山梨
住所：〒404-0003 山梨市牧丘町倉科7190番地　　TEL : 0553-35-4422
公式サイト：http://fufuyamanashi.jp/
料金：1泊2日　17,000 ~ 30,000円（人数、曜日、部屋のタイプにより異なる）

海外のデジタルデトックスプログラムはどうなっているのでしょうか。例えばデジタルデトックスリトリート（リトリート＝静かな環境の中で自分を見つめなおす休暇）を紹介しているグローバルサイト「ブックヨガリトリーツ (Book Yoga Retreats)」では7500以上のリトリートプログラムを紹介していますが、その中でデジタルデトックスのリトリートは63。このサイトで紹介されているのはヨガを中心としたものですが、期間は短いものでも4日、長いものになると22日のものもあります。平均すると1週間前後と、日本の場合と比べて長くなっているのが特徴です。

海外でのデジタルデトックスリトリートの例として、日本人に人気のあるタイでのプログラムの一つをご紹介します。このリトリートの名前は「タイのクンダリーニヨガツアーリフレッシュ（Yoga Tour Kundalini Reboot in Thailand）」。インド北西部で生まれた「火の呼吸」と呼ばれる呼吸法に基づいたクンダリーニヨガを取り入れたプログラムです。目指すものは自己発見。そのため瞑想の時間もセットされています。

このリトリートが開かれている地域はタイの森林地帯でまだ多くの自然が残っている所です。そのためプログラムには近くの森のトレッキングやお寺や茶園での散策などが組まれています。期間は12泊。自由時間もありますからタイ国内の小旅行に出かけることもできます。

仕事でもプライベートでもスマホを使い、1日中スマホ漬けの生活になっていたということはありませんか。そんなデジタルライフから離れ、自然の中に自分を置き、体を動かしたり瞑想することで、本来の自分の姿を取り戻し、健全に電子機器と付き合えるようになることがデジタル・デトックスの目的です。ここでご紹介したプログラム以外にも国内・海外ともさまざまなプログラムが用意されています。自分にぴったりのデジタルデトックスプログラムを見つけて、ぜひ自分自身を見つめ直してみてください。