試しに、今使っているバッグの中身を全部出してみてください。そして、優先順位の高いものからトップ7つに絞ってみましょう。絞ってみたら、それらが自分にとって心から愛着のあるものかを考えてみましょう。そうでないなら、「今年こそ、こういう自分に成長したい」という自分にコミットするために、買い換えるのもいいですね。
7つすべてが自分らしさのある、愛着が持てるものになれば、自分自身にもきっと自身が生まれてきます。なぜなら、バッグそのものが“外から見た自分”だとしたら、バッグの中身は“内なる自分自身”だから。
バッグの中身を減らすためのコツ
せっかくなので、実際にどうやってバッグの中身を減らすためのコツもいくつかお伝えしましょう。
まずひとつは、「機能を集約する」ということ。
最近は、スマートフォンの多機能化によってメモ帳や手帳を持ち歩かなくなったり、電子マネーはカードを持ち歩かずともスマホの中に入れられたりと“モノの集約化”をしやすくなっています。私の場合、細身ではありますが、黒と赤のボールペンとシャープペンシルが一体化したタイプのペンを愛用しており、これ1本で、鉛筆で書きたいメモから赤字で書きたい原稿のチェックまで、何でもこなせています。ちょっとの工夫でできる“集約”はまだまだありそうです。
もうひとつは、「本当に必要になったらその場で買おう」と割り切るということ。
携帯用の裁縫道具に、ウェットティッシュに、替えのストッキングに……と、女子力の高い人であればあるほど、持ち物は増えがち。でも、こういったものに本当に助けられる機会って、冷静になってみると1年に1回ぐらいだったりしませんか?
今の時代は、コンビニエンスストアは24時間やっていますし、いざとなれば助けてくれる同僚や友人も周りにいます。思い切って「いざというときのためのモノ」を減らすというのも大きなポイントです。
あえて「紙の本」を持ち歩く
そうそう、これまで「持ち物の数を減らす」というお話しをしてきましたが、ひとつ例外があります。
それは、「紙の本」です。
それは、「紙の本」です。
モノの集約ができたら、持ち歩いてよい7つのモノの最後の1枠を使って、今のあなたが成長するためのテーマの本を1冊、常にバッグの中に忍ばせておくのはいかがでしょうか。
流し読みする本や雑誌は、Kindleやdマガジンなどを活用して“集約”する一方で、自分を磨くための情報は、あえて紙の本から吸収する。こんなメリハリがあったら、情報との付き合い方も磨かれそうですね。