2019.2.28
幸せとは? 恋愛に効く名言2本
『恋とは自分本位なもの。愛とは相手本位なもの。』
この恋愛についての名言は、日本を代表するシンガーソングライターであり、俳優、演出家でもある美輪明宏さんによるものです。恋と愛の違いを分かる人間は大人でも少ないかも知れませんが、恋愛での幸せとはを考える上で言い得て妙な、さすがは美輪さんと思わせる名言だと感じます。恋を長く維持するのは難しい(不可能?)ですが、愛ならば長続きする可能性はありそうです。そこから考えると、幸せとは愛する相手と結婚することであり、恋する相手と結婚することではない、とも言えそうです。耳が痛いお話ですが。
『A man falls in love through his eyes, a woman through her ears.(男とは目から恋に落ち、女とは耳から恋に落ちるもの)』
この名言は、20世紀の英国で活躍した政治家、作家でありジャーナリストでもあったWoodrow Lyle Wyatt(ウッドロー・ライル・ワイアット)によるものです。恋愛における幸せとは、男女の違いを理解することから始まると思いませんか。女性からは身勝手に映るかも知れませんが、外見的に好みではない女性と恋に落ちることは、男性はそうそうあるものではありませんね。
対して女性の場合、自分のことを大切だ、愛おしいと何らかの形で伝えてくれる男性とでなければ、長く恋愛関係を続けるのは難しいのではないでしょうか。男性の皆さん、彼女や奥さんにはマメに思いを伝える努力を惜しまないように致しましょう。
幸せとは? 仕事に効く名言2本
『困ったことが起きたら、「面白いことが起きた!」と言ってみな。奇跡が起きるから。』
この仕事に関する名言は、「スリムドカン」で有名な「銀座まるかん」の創業者であり、長者番付日本一になったこともある資産家の斎藤一人さんが発したものです。どんな仕事にもトラブルや苦労は付きものですが、仕事をこなしている人間の幸せとは、そんなピンチを一つ一つクリアして、確実に自身が成長していることを実感できる時にこそあるようにも感じます。シンプル明快な短い言葉ですが、困ったことが起きた時に実際に口に出してみると、不思議と落ち着いて、状況が客観視されるような気がします。
『To love what you do and feel that it matters – how could anything be more fun?(自分の仕事を愛し、それを重要なことだと感じられること。これ以上幸せなことなんてありません)』
米国ワシントンポスト紙の社主であったKatharine Graham(キャサリン・グラハム)による名言です。ウォーターゲート事件の報道で時のニクソン大統領を辞任に追い込んだことにより、同紙の社会的評価を決定的に高めました。仕事における幸せとは何かに思いを馳せる時、この短い名言に勝る助けはないでしょう。逆に言えば、愛せない仕事、大切だと思えない仕事を続けることは幸せとは無縁の生き方である、という解釈もできますね。
幸せとは? 哲学の匂いのする名言で考える?
『Человек несчастлив только потому, что не знает, что он счастлив.(人間は自身が幸せであることを知らぬが故に不幸なのである)』
人間の幸せとはについての哲学的な回答をしてくれるロシア語の短い名言は、19世紀ロシアの小説家、思想家であったФёдор Михайлович Достоевский(フョードル・ミハイロビッチ・ドストエフスキー)によるものです。私は学生時代にロシア語を学んでいましたが、その折にロシア人の先生から教えてもらった名言です。原音で正しく発音すると語感も趣深いのですが、日本語で覚えておけば十分です。幸せとは己の心次第であるもの、という教えです。
『Happiness is not a goal. It’s a by-product of a life well lived.(幸せが人生の目的なのではない。幸せとは納得して生きた結果のオマケみたいな存在)』
この哲学的な人生についての名言は、第32代米国大統領F.ルーズベルトの妻であり、文筆家でもあったAnna Eleanor Roosevelt(アンナ・エレノア・ルーズベルト)が発したものです。幸せとはどこにあるのかと必死に探し求めても、結局辿り着けるものではないことは、ある程度人生経験がある人間ならば肌感覚で理解できるでしょう。幸せな人生を追い求めるよりも、納得できる人生、満足できる生き方を心掛ける方が、結果的に副産物として幸せを感じられるようになる訳ですね。