良質な情報をインプットするコツ
できれば、一次情報を提供する友達を5,6人見つけましょう。お医者さん、官庁の友達とか、弁護士さんでもいいです。ネットの無料弁護士相談室で聞くよりも直接弁護士さんに聞いたほうが間違いないので、一次情報に近い情報を貰える人を見つけることがとても大事なのかなと思っています。
興味ある情報に接したら、一次情報、二次情報、三次情報をきちんと分けます。また、一次情報はできるだけ保管、記録として残します。なぜならば古くても使える情報になるからです。例えば1992年に郵便局の定期貯金の金利が8.10%というのは、これからの10年後も25年後も絶対使えるので、インプットし続けます。私の保存法は、携帯で写真を撮ってからその後ノートに書き写す、ですね。
インプットする情報収集の範囲を、最初のうちは広げすぎないほうがいいと思います。広げすぎるとパンクしちゃうので、2、3個得意分野を絞ってインプットする。例えば経済と芸能とか、スポーツと政治とか、そういうふうに分けてインプットしたほうがいいかなと思っています。
異常値を見つけるために「教科書通り」が大切
経済のことなら、教科書通りやれるかどうかというのはとても大事です。例えばGDPが上がったら普通は株価が上がるということを、自分のための教科書とします。
さて、ある朝のニュースで、GDPが上がったと言っているのに、なぜか株価が下がったら、「教科書と違う。何かおかしいな」と気が付きますよね。そう、教科書を一通り作りインプットしておけば、違うときだけ反応すればよくなり効率がすごくいいんです。
例えば、自分の体温が36.7℃だと知っていたら、37.2℃なったら風邪気味かなぁと気が付きますよね。
でも自分の平温を知らない人が37度2分の体温を知ったときに、これちょっと違うなと気付かないんです。つまり基準となるものや数字をインプットすることによって、教科書通りとか、平時や平温と違う、ということが分かるようになるわけです。
インプットの大事な目的は、自分の中でモノサシをきっちりと設定することです。ただの物知りになってはいけません。
そして、最後に大切なことは、インプットした情報はアウトプットすること。そのときは、出来るだけ一次情報を元にしてアウトプットしてください。うっかり詳しい人に語ってコテンパンにされていくうちに、情報の使い方、基礎力が磨かれていきます。
仕事の面白さに目覚める5つの映画
人間だから、たまにはスイッチが落ちることもあります。そんなときにスイッチが入る映画を5つご紹介したいと思います。
渋谷 豊
ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所(FAG総研) 代表、ファイナンシャルアカデミー取締役
ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所 http://fagri.jp/
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