2019年7月21日 更新

【書評】行間の空白を空想することで新しい発見がある『明日は心でできている~前向きアイディア革命~』

本書では、仕事が楽しくなる方法や人生を磨く心がけ、人と上手につながるためのアドバイスなど日常を特別にするヒントがまとめられている。

本書では、仕事が楽しくなる方法や人生を磨く心がけ、人と上手につながるためのアドバイスなど日常を特別にするヒントがまとめられている。

著者は、「ビームス」の設楽社長の「努力は夢中に勝てない」という名言にハッとしたそうだ。「努力している」と感じないほどに夢中になることが大切なのだ。また、夢中になれる人や仕事、趣味に出会えることは幸せなことだと著者はいう。そのためには、常にアンテナを磨き、好奇心を養うことが必要だ。

さらに著者は「続けることの偉大さ」についても伝えている。何年、何十年と仕事などを黙々と続ける人を尊敬するという。自分の人生を振り返ってみると十年以上続いたものが二つある。それは「書道」と「華道」だ。続けようとしたわけではなく、あっという間に十年たったようにも感じる。

また、これらが続いた理由は、単に字の書き方や花のいけ方を習うだけではなく、バランス感覚やデザイン性、短時間に効率よく物事を行う方法など、一見関係のなさそうな多くの能力が身についたからだ。学びに終わりがないのも魅力の一つだ。

さらに「これだ」と自分で決めたことは何でも、またどのような状況であったとしても、早々にその気持ちが変わることは、まずない。それも物事が長く続いていく秘訣なのだろう。

本書は、読者が簡単に読めるように作られたそうだ。なぜなら、繰り返し読んでもらえるように。さらに、じっくりと行間の余白を空想して読むことで、新しい発見があるからだという。

著者がすすめるように、行間を読むということは非常に大事なことだ。文章そのものを読むのではなく、その裏に隠された著者の意図を読み取ることができると、世界はより楽しくなってくる。

また、人の言動に関しても、そのままの言葉や状況だけを受け取るのではなく、相手の立場に立ち、その意図をくみ取り、それを尊重して受け入れることが重要だと考える。

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