厳しい船出のECB・ラガルド新体制

厳しい船出のECB・ラガルド新体制

2019年10月31日をもってECB のマリオ・ドラギ総裁が退任しました。ドラギ総裁は8年間の任期において、マイナス金利や量的緩和といった政策を積極的に採用しました。その結果として、主要政策金利は1.5%から0%へ、中銀預金金利は0.75%からマイナス0.5%へと引き下げられ、ECBの保有資産は4.7兆ユーロへと2倍に膨れ上がりました。
「科学技術は分からない」では済まされない?社会人の強い味方MOTとは

「科学技術は分からない」では済まされない?社会人の強い味方MOTとは

今年のノーベル賞自然科学系3賞の受賞者が決まり吉野彰博士が化学賞を受賞しました。現代はビジネスパーソンも「科学技術は分からない」で済まされない時代ですが、頼りになるのが科学技術とビジネスの橋渡しができる「MOT(技術経営)」を学んだ人たちです。
日本人ノーベル賞受賞者が出た「電池」次世代電池の研究開発最前線は?

日本人ノーベル賞受賞者が出た「電池」次世代電池の研究開発最前線は?

11月11日は「電池の日」。10月9日、「リチウムイオン電池」開発の功績で吉野彰博士がノーベル化学賞を受賞しました。「全樹脂電池」「リチウム空気電池」「全固体電池」など次世代電池の開発競争もますます盛んで、最前線では日本人科学者も活躍しています。
プチプラの次は?フォーエバー21の破綻に見るファッション業界の行方

プチプラの次は?フォーエバー21の破綻に見るファッション業界の行方

断捨離した後の服の行方を考えたことがありますか。経済的な成長の裏にはほとんど犠牲が伴い、堅調な成長を見せるファストファッション市場もその一例です。しかし今、利益追求を優先しすぎたファストファッション業者のモラルと、消費者の良識が問われる時期がきたようです。
欧州経済の「日本化」が進んでいる?今後最も避けたい3つの恐怖

欧州経済の「日本化」が進んでいる?今後最も避けたい3つの恐怖

9月12日に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が発表した総合的な金融緩和策では、欧州の低成長と低インフレの長期化を阻止するのに不十分であると市場の評価は冷ややかです。いかなる金融政策を講じても経済回復に至らない「低成長」「低インフレ」「デフレスパイラル」という日本化が本当に欧州圏で進んでいるのでしょうか。
今年の秋は10月からスタートする米国企業の業績発表に注目

今年の秋は10月からスタートする米国企業の業績発表に注目

最近では、トランプ大統領の中央銀行への圧力や世界的に広がる貿易戦争などのトピックスに対して反応が鈍くなっているように感じます。一方で、景気の弱さと企業業績の不透明感が徐々に台頭していることについてはニュースとしてあまり取り上げられてないので知られていません。
ウェルネスブームが世界中で止まらない!4兆ドルの経済効果と背景

ウェルネスブームが世界中で止まらない!4兆ドルの経済効果と背景

マインドフルネスをはじめとした、ウェルネス(健康を維持、増進させようとする生活活動)に興味を持つ人が増えつつあります。ウェルネスツーリズム、アプリなど新たな商品が出回り、今やウェルネス産業の市場規模は4.2兆ドル以上。このブームの実態や背景、昨今のトレンドについて解説します。
米中貿易摩擦は来年まで引っ張れば、中国のほうが有利になる

米中貿易摩擦は来年まで引っ張れば、中国のほうが有利になる

アメリカ大統領選の歴史を振り返ってみると、勝利の方程式はやはり経済が好調であるということです。2020年11月の大統領選までのスケジュールから判断すれば、トランプ大統領は遅くとも直前の2020年7-9月期のGDP(速報値は10月末頃の発表予定)で3.0%以上の成長を達成し、経済が好調であることをアピールしたいところです。そこから逆算すると、6月がタイムリミットになります。
金融界で注目!SDGsのための「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは

金融界で注目!SDGsのための「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは

「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」は国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」を達成するための投融資で、第1号は日本で行われました。金融企業もファイナンスを受ける企業もイメージアップし、中・長期的な企業価値の向上につながるといわれています。
この秋のマーケットにおけるリスクの芽

この秋のマーケットにおけるリスクの芽

多くの投資家はとても直感的な判断を行うことがあります。株価が連騰していると異常に強気になり、一方で連日の下げを受ければただただ意気消沈するばかり。そうならないためにも日頃から今はさほど大きく取り上げられていないけれどいずれマーケットで話題の中心になるようなマーケットの芽を事前に把握しておく習慣を身に付けていれば不足の事態でもしっかりとした判断ができます。
なぜキャッシュレス化を進めるのか。日本の狙いとは

なぜキャッシュレス化を進めるのか。日本の狙いとは

日本では政府主導でキャッシュレス化を推進しています。なぜそこまでキャッシュレスを普及させる必要があるのでしょうか。
日EUのEPAで“高級天然塩”の輸出入が活発化?食文化の交流に期待

日EUのEPAで“高級天然塩”の輸出入が活発化?食文化の交流に期待

今年2月、日本とEUの間のEPA協定が発効しました。ワインが安くなりましたが「天然塩」の関税も撤廃されました。岩塩、海水塩など欧州産高級天然塩の輸入が増えそうですが、海外で日本食が定着しているので、日本産の天然塩にも輸出拡大のチャンスです。
米国ハイテク株の動向に注目

米国ハイテク株の動向に注目

サマーバケーションに入り世界の株価と為替相場が乱高下を繰り返しています。乱高下を繰り返しながら徐々に株安、ドル安に水準を切り下げる中、未だ強気派と弱気派の数は拮抗しているようにみえます。私達はどのように考えるべきなのでしょうか。
日本伝統の井戸掘り技術「上総掘り」がアフリカの水問題を救う

日本伝統の井戸掘り技術「上総掘り」がアフリカの水問題を救う

国連も問題視する途上国の「水」問題の解決は「井戸」の建設に託されています。日本の伝統の井戸掘り技術「上総掘り」は、機械を使わないので途上国向き。アジアで、アフリカで、上総掘りで掘った井戸が現地の人たちの生活や社会を変えようとしています。
世界のファッション業界が「アフリカ」に向かっている理由

世界のファッション業界が「アフリカ」に向かっている理由

世界のファッション界で「アフリカ」の存在感が増し、富裕層向けラグジュアリー・ファッションでもアフリカンテイストが浸透しています。アフリカ発の優れたデザインもさることながら、ファッションの巨大市場に成長する可能性も、その背景にあります。
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