2019.12.4
成功のコツは起業前にアイデアを練ること
ビジネスにおいて、新しいモノを創り出すことを「0→1(ゼロイチ)」と表現しますが、まさにその部分のお話です。0からアイデアを創出し、それを練り上げて事業化するまでを説明します。
4ページより引用
中小企業診断士であり、4大監査法人の一つである有限責任監査法人トーマツに所属している著者。これまで15年間、銀行や信用金庫、コンサルティングファームなどを渡り歩き、1,000人以上の起業家支援を行ってきました。
趣味は起業アイデアを考えること。約1年8カ月で10,000個(1日平均17個)の起業アイデアを創出しているのだといいます。
趣味は起業アイデアを考えること。約1年8カ月で10,000個(1日平均17個)の起業アイデアを創出しているのだといいます。
地方の銀行員として社会人生活をスタートした著者は、起業関連の本にはこれまでたくさん目を通してきました。
しかし、アイデアをどのように事業化するかについてまとめられていたとしても、その素になるアイデアの発想については、あまり語られていないと著者はいいます。
著者の経験でいうと、起業を成功させている人は、起業前にしっかりアイデアを練って、事業化の道筋を立てて行動しているのだとか。逆にアイデアが明確ではなく、何となく起業してしまうと、失敗につながりやすいようです。
しかし、アイデアをどのように事業化するかについてまとめられていたとしても、その素になるアイデアの発想については、あまり語られていないと著者はいいます。
著者の経験でいうと、起業を成功させている人は、起業前にしっかりアイデアを練って、事業化の道筋を立てて行動しているのだとか。逆にアイデアが明確ではなく、何となく起業してしまうと、失敗につながりやすいようです。
アイデアというと、センスや才能がないとなかなか出ないような気がしてしまいますが、それは誤解であるのだとか。
起業アイデアには明確な型があり、磨き上げる方法論があるようです。
本著には、ビジネスとして成立させるためのアイデア創出のノウハウがまとめられています。
起業の予定が今すぐにはなかったとしても、新しいアイデアを生み出す考え方を知っておきたいものです。
起業アイデアには明確な型があり、磨き上げる方法論があるようです。
本著には、ビジネスとして成立させるためのアイデア創出のノウハウがまとめられています。
起業の予定が今すぐにはなかったとしても、新しいアイデアを生み出す考え方を知っておきたいものです。
センスではなく得意分野で勝負する
そもそも、やりたくないことをやるために起業をするわけではなく、やりたいことや関心のあること、半ば使命感としてやるべきことなどをやるために起業するわけですから、あなたに合ったアイデアが閃けば十分です。
21〜22ページより引用
一般的に起業アイデアの創出には、いろいろな要素が必要だと思われているものです。
①センス(発想力)
②たくさんのアイデア
③ブレインストーミング(ブレスト)
④常識、当たり前
⑤モチベーション
⑥事業計画
⑦スキルや経験
⑧人脈
②たくさんのアイデア
③ブレインストーミング(ブレスト)
④常識、当たり前
⑤モチベーション
⑥事業計画
⑦スキルや経験
⑧人脈
代表的なところでは、こんな要素がよく話題に上がるものです。ところが、この8つは起業アイデアの創出に必要ないと著者はいいます。
特にセンスは、アイデアと直結しているように感じてしまうものです。しかし、アイデア発想にはやり方があり、それさえ覚えればセンスは身につくと著者はいいます。
特にセンスは、アイデアと直結しているように感じてしまうものです。しかし、アイデア発想にはやり方があり、それさえ覚えればセンスは身につくと著者はいいます。
しかし、良いアイデアが発想できるのは、やはり得意な分野に限られるようです。やりたくないことや無関心なことで起業するということは、通常あまりないことです。自分がどの分野でアイデアを発想することが得意で、どの分野が苦手なのかを知り、むしろ得意分野に注力する方が大事であるといえるでしょう。
センスではなく、自分の得意分野で勝負すれば問題ないということをはじめに知っておきたいものです。
起業アイデア3.0で市場のニーズを探る
起業アイデアは、「誰の(顧客)」「何を(課題)」「何で(解決策)」「どのように(提供方法)」「誰から(収益化)」といった5つの要素で成り立っていると著者はいいます。この5つの要素を新しく組み合わせて考えることが、起業アイデアの型であるといえるでしょう。
この5つの要素はどれも必要であり、既存の商品やサービスにおいて、5つの中のどこかを変えるだけでも新しいアイデアになり得るのだとか。
さらに、5つの要素を考えるうえで、3つのアプローチが有効であるといいます。
①プロダクトアウト発想法
②マーケットイン発想法
③コンペティーターシフト発想法
①プロダクトアウト発想法
②マーケットイン発想法
③コンペティーターシフト発想法
起業アイデアの発想は時代背景とともに進化していかなくてはなりませんが、今の時代に最適な方法がコンペティーターシフトであると著者はいいます。
発想のスタートを競合の商品・サービスにしておいて、違いを見出し、市場のニーズを探る方法。今日の市場において、起業アイデア3.0ともいうべき有効な手段であるといえそうです。
刻々と変化する市場において、現代に対応した起業アイデアを常に生み出していきたいものです。
発想のスタートを競合の商品・サービスにしておいて、違いを見出し、市場のニーズを探る方法。今日の市場において、起業アイデア3.0ともいうべき有効な手段であるといえそうです。
刻々と変化する市場において、現代に対応した起業アイデアを常に生み出していきたいものです。
via www.amazon.co.jp
タイトル: 起業アイデア3.0
著者: 村田茂雄
発行: 秀和システム
定価: 1,800円(税抜)
著者: 村田茂雄
発行: 秀和システム
定価: 1,800円(税抜)