自分らしくあり続けることを大切にしている前向きな名言
「自分らしくあり続けること。それが最も素晴らしい偉業である。」
エリカさんの分析によると、多民族都市であるニューヨークはおのおのが「自分らしくある」ことを大切にしていて、自分らしくないものは追わない特徴があるのだそうです。これは民族的・宗教的な理由によるところもありますが「流行が生まれる街でありながら、流行に流されない街」とも言えるのは驚きです。日本にいると「ニューヨークで大流行の○○が上陸!」などのキャッチフレーズをよく見かけますが、現地ではひとつのものがニューヨーク全体で流行することはほとんどないというのは面白いエピソードだと思いました。
ちなみに、今回の格言は19世紀に活躍したアメリカの思想家エマーソンの言葉。彼は奴隷解放をはじめ、個人の自由を政府や民衆に訴えたことでも有名です。正確には「絶えず何者かに変えようとする世界の中で、自分らしくあり続けること。それが最も素晴らしい偉業である。」というものでしたが、彼の思想は100年後のニューヨークにも浸透しているようです。
私がニューヨークで学んだ大切な言葉
「まだ人生を一緒に歩んでいない人を、自分の人生のど真ん中に置かない」
こちらは最終章。つまり、エリカさん自身が現地で暮らす中で学んだ言葉です。ニューヨークの女性たちは、恋愛において「恋人ができたときこそ自分のライフスタイルを確立させる」ようにしているのだとか。好きな人と会いたい一心で相手のためにスケジュールを開けてしまう人が多いけど、それでは恋愛の主導権を相手に渡すことになり、振り回されるストレスも増加。
これでは、本来の自分らしさを失い魅力的な自分をアピールすることもできなくなる。悪循環になってしまうという考えです。忙しく働く中でも参考にしたい恋愛の格言でした。
まとめ
本書にはエリカさん自身が参考にしている偉人の格言はもちろん、ニューヨーカーたちの考え方がふんだんに紹介されています。併せて読むことで言葉の本当の意味を知ることができ、忙しく働く中でも「自分の芯を持つこと」の大切さを学べるいい機会になったと思いました。
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