お金持ちは言葉を選んでいる!金運を逃す口グセには要注意?

生き方

お金持ちの成功者ほど言葉を大切にする、としばしば耳にします。「言霊(ことだま)」とも言われ、言葉には想像以上のパワーがあると言われます。そうであれば、お金持ちを目指す人が使ってはいけない言葉もありそうです。今日は、お金持ちが避けている言葉を調べてみました。

2019.9.4

お金持ちほど発する言葉のパワーを知っている?

成功者など、お金持ちほど意識して言葉を選んで使っているな、と感じることは誰にでもありますね。また、日常何気なく使っている言葉が良くも悪くも自己暗示として働いてしまうことは、昨今では一般にも広く知られるようにもなってきました。

例を挙げれば、「自分は何をやっても満足にできない人間!」「自分は誰からも受け容れられない人間!」などのようなネガティブなイメージを心に抱いていると、日常発する言葉にも反映されて自己暗示となり、潜在意識が自らの行動を制約することになるのですね。

結果的に失敗したり、挫折したりすることが多くなってしまうのは、自明の理だと言えます。そもそも、ネガティブな言葉を心に抱いていれば、ここぞというタイミングで踏ん張りが利きませんし、思い切った勝負にも出られなくなる経験は、相当数の方が経験しているのではないでしょうか。
そのような訳で、成功したお金持ちほど心に抱くイメージ、発する言葉を大切にする傾向があるのは、至って自然なことです。実業家であり、日本有数の高額納税者としても知られる斎藤一人さんも、発する言葉の大切さを常々説かれていますね。

お金持ちが使わない3つの言葉とは?

成功者などお金持ちほど言葉遣いには気を付けている訳ですが、彼ら・彼女らが極力使わないようにしている言葉があります。言わずもがな、心に抱くことで、また発することで自らに悪い自己暗示をかけるリスクが高い言葉ですね。以下に、お金持ちが極力使わないようにしている言葉の例を紹介してみましょう。

・忙しい

日本人は、この言葉を口グセにしている方が多い印象です。漢字の「忙」は、「心を亡くす」と読めます。つまり、自身の心の余裕を失わせ、自らのキャパシティ(知的能力)の限界を宣言するような言葉です。実際、この言葉を多用する方ほどキャパシティが小さく、仕事のクオリティも高くない印象を受けるものです。

できない理由を「忙しいから」としがちな方は、そもそも時間があってもやらないですし、物事の段取りが下手なケースも少なくないようです。一方、本当に忙しいにも関わらず、高いパフォーマンスを発揮している方ほど、この言葉は滅多に口にしない感がありますね。

・困った

無意識に発する方も多い言葉。何か問題を感じると、反射的に心に抱きやすい言葉でもあります。しかし、これは自身を二進も三進もゆかない状況に追い詰める、悪い自己暗示をかける言葉です。実際には打開策があるのに、頭が真っ白になって、キチンと思考できなくなってしまう悪い効果があります。

本来存在するチャンスや、自身のポテンシャルを封じ込め、使えないようにしてしまう暗示をかける言葉とも言えますね。お金持ちを目指す方ならば、「自分ならクリアできる!」「きっとやり方はある!」と言い換えるのが良さそうです。

・疲れた

多くの方が何気なく発している言葉です。しかし、自身にも周囲にも悪い影響を与える言葉で、「私はもう限界なのだ」という自己暗示をかけ、先に進む気力を奪ってしまいます。その上、心に抱いているだけで、口に出さなくても、確実に周囲にもネガティブな「気」が伝播してしまう怖い言葉でもありますね。

かつて一緒に仕事をしていた先輩で、この言葉を口グセにしていた方がいたのですが、程なくしてメインの業務から外され、閑職に就く羽目になりました。
「店の経営に疲れた」「仕事に疲れた」などの使われ方もする言葉ですから、お金持ちを目指すならば禁句と言えるでしょう。この言葉の代わりに、「自分頑張ってるな!」「何のこれしき!」などをポジティブな言葉を使ってみるのも良いと思います。

お金持ちが好んで使う3つの言葉とは?

障害をものともせずに何かを成し遂げ、結果的にお金持ちになった方は、多くは「自分は成功するに相応しい人間!」と心から信じていた人です。表層的な言葉だけではなく、心の深いところ、潜在意識レベルにまで深く浸透した良い言葉を持っていた人だとも言えますね。

・有難い(有難う)

傍目から見たらキツい状況にも関わらず、確実に障害を乗り越えて成功し、お金持ちになる方は、潜在意識のポジティブさを常に保っているものです。現状に不満の言葉を漏らすのではなく、今日も乗り切れた「有難い!」という言葉を心に抱くことで、ビジネスやプライベートにも自然に前向きに取り組みやすくなります。

もちろん、折に触れて周りに「有難う!」という言葉で感謝の気持ちをキチンと示すことは、自ずと味方・支援者を増やすことにもなるのです。先に触れた斎藤一人さんや、個人投資業で大成した知人も、この言葉は頻繁に発していますね。外国人でも、成功している方ほど「Thank you.」「Very kind of you.」などを頻繁に使うものです。

・できる(やり方はある)

潜在意識に自信を与える言葉で、成功してお金持ちになる方ほど好みます。できない理由を次々と思い付き、理路整然と述べる方もいますが、自らの潜在意識に不可能であることを深く刻み込むことになるため、お金持ちになることは覚束ないでしょう。
総合商社時代のデキる先輩は、「やり方はきっとあるよ!」といつも言っていました。後に30代前半の若さで、事業投資先の役員に抜擢されてゆきました。

できない理由を積極的に考えるよりも、「自分にはできる!」「やり方はあるはずだ!」と言葉に出し、まずは行動してしまう方が早く成功するものですね。上手くゆかなければ、原因を分析して対策し、再度トライすれば良いだけです。

・すぐやろう(いつやろう)

お金持ちになるような成功者の方は、とにかく行動が早い特徴があります。興味を抱いたこと、良いと感じたことについては、即座に「今やりましょう!」「いつ行きましょうか?」などの言葉を返してくるものです。作業もどんどん片付けてゆきますし、貪欲に情報・ノウハウを吸収しますから、成長速度が速いのですね。

また、ビジネスであれ、プライベートであれ、お金持ちの方ほど「近いうちに!」「そのうち時間ができたら!」など、曖昧な言葉でその場のお茶を濁すようなことをしません。先延ばし癖があると、出会いや学びのチャンスが確実に失われることを知っていますし、無意味な言葉を発することを嫌うためです。

いずれにせよ、自身の潜在意識に刻まれた言葉(イメージ)は、良いことも悪いことも現実になるとも言われます。それ故、成功したお金持ちほど言葉遣いを大切にし、無意識であれ、意識的にであれ、潜在意識の力を活用している方が多いのですね。

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Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。

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