2019年6月8日 更新

【書評】仕事を私事にすると毎日がワクワクして楽しんでいられる『考えないヒント~アイデアはこうして生まれる~』

本書には、人々の日常を変えるような発想のヒントが、たくさんつまっている。その一つが、いいアイデアの出し方だ。それは常に「面白いことがないか」と考えることだという。

本書には、人々の日常を変えるような発想のヒントが、たくさんつまっている。その一つが、いいアイデアの出し方だ。それは常に「面白いことがないか」と考えることだという。

また、それも呼吸をするときのように、意識せずに考える。「考えているけど、考えていない」状態。そしてそれは「儲かるのか」「仕事になるか」「自分の得になるか」と考えてはいけない。ただ「面白いこと」だけを探すのだ。

そもそもいいアイデアとは、考えていたら出てくるものではない。なぜならアイデアは頭からではなく、体から生まれるからだ。そのためには自分自身をアイデア体質にする必要がある。その方法としてまず大切なことは「偶然力」だと著者は言う。

「偶然とはすべて必然であり、意味のないものはない」と著者は考える。さらに「偶然が偶然を呼び繋がっていく」その連鎖を起こす力が「偶然力」なのだ。本書では、その偶然力について著者の体験談をもとにわかりやすく伝えている。

本書は、もともと各界のクリエイターが自分の発想術を紹介する深夜番組『アイデアの鍵貸します』を著者が企画し、出演したことがきっかけで生まれた。

著者は、このように放送作家でもありながら、ホテルのアドバイザーや下鴨茶寮の経営など仕事は多岐にわたる。色々な仕事をして、複数のチャンネルをもつと、一見関係なさそうなことでも化学反応が起こって結びつき、新しいアイデアが生まれるのだという。

また著者は、アイデアは「人」そのものだともいう。なぜなら、出会う人には必ず意味があり出会う。さらに、いい人に出会ってその人が自分にとって重要な人であると気づくことが大切だそうだ。それは「多くの人と会う」経験によって鍛えられるという。

自分にとって必要なタイミングや、重要なポイントで出会うと、著者の言うように、まさに偶然ではなく、必然だったのだと感じられる。また、その人は自分の意図してないタイミングで現れる。

評者にとって重要な人とは、自分の知らない世界を教えてくれたり、体験させてくれる人だと思う。そのため、重要だと思う人とは同じ時間を共有したいし、面白そうだと思えば、たとえよくわからないことでも挑戦してみたいと思う。

それは結果として、とても楽しい時間となり、またそこからは多くの学びがあり、自分の知らない新たな世界を知るきっかけともなるだろう。そしてそれは、自分の人生の中の重要なポイントとなる。

評者はHIU(堀江貴文イノベーション大学校)に所属して一年半になるが、著者がすすめる「偶然力」を鍛えたり、多くの人に会うにはピッタリの場だと思う。

なぜなら、ここではいつも驚くようなワクワクすることが次々と巻き起こるからだ。例えば「チャンバラ合戦」や「村」「ミュージカル」「万博」「合宿」「プロジェクト」など、これらは所属する前はまったくもって想像もしていなかったことだ。そして最近、また新たなワクワクが始まりだした。

大人になると、驚くようなことは少なくなっていくが、このように絶妙なタイミングで次々とワクワクすることを提供できる主宰者は、本当にすごいと思うし、おもしろいとも思う。

多くの初めての体験を積み重ねることにより、いいアイデアが出てきたり、またそこから思いがけずビジネスにも繋がっていく。こうして今、このタイミングで本書と出会い、学ぶことも、偶然ではなく必然なのだろう。また本書評を今、執筆することも必然なのだと考える。

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

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