ウォーレン・バフェット氏はまた、次のようにも語っています。
「早期に貯蓄することを学ばないのは、大きな間違いです。なぜなら、貯蓄は習慣だから。そして(誰もが)、早くお金持ちになろうとしています。ゆっくりお金持ちになるのは簡単ですが、手っ取り早くお金持ちになるのは極めて難しいものです」
(出典: The Motley Fool"Warren Buffett Reveals the Biggest Mistake We Make When It Comes to Money")
将来に備えて貯蓄をするのは、一朝一夕にできることではありません。また貯蓄をする習慣というものも、そう簡単には身につかないものです。お金持ちになりたいと思ったならば、その瞬間から貯蓄をするための工夫と管理をして、貯蓄のマインドを手に入れるようにしましょう。
2 お金とは何か?本質を見つめる
お金は誰にとっても同じ価値を持つものですが、その使い方によって大きく価値を高めることになります。
では、どのようにお金を使えばよいのでしょうか。
前述した柳井正氏は、ゴール設定することの重要性を説いています。そこから逆算して、仕組みや方針を作り、ビジネスチャンスにお金を投じることが必要と語っています。これはまさにお金持ちになるための人生計画にもそのまま当てはまるマインドではないでしょうか。
まずはやりたいこと、夢をリストアップしましょう。そこから具体的に実践できることや必要な費用を算出してみることです。そうすれば、自分にはいくらのお金が必要なのかが明確になります。すると今は何にお金を使えばよいのか、お金の本質を知るマインドが備わるようになるでしょう。
3 目標とする人のお金の使い方を聞く
お金持ちの多くは基本的に散財はしません。ソフトバンクグループの会長兼社長である孫正義氏は、ビジネス以外に時間とお金を使うことは考えていないようです。マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏も、飛行機はエコノミークラスに乗っていたことで有名です。しかし自宅はともに、豪邸を建てています。
一見すると矛盾するようなお金の使い方ですが、お金持ちはみなそれぞれの、お金の使い方に関する哲学を持っています。それは金額の多寡にかかわらず一貫したもののようです。
お金持ちを目指すのであれば、そのようなお金持ちのマインドを整える必要があります。そのためには、目標とする人のお金の使い方を調べたり聞いたりして、同じように実践してみることをおすすめします。