人間が持つ快不快や好み、身体とのきめ細かい関係性、実現困難でも持つべき理想や理念といった部分は、暗黙の了解であることも多いもの。データの蓄積や分析が得意なAIでも、言葉に表れにくいそうした部分は「気づかない」可能性があります。人間自身がそれに自覚的に対処しないと、「AIがこの病気だと診断したので、AIにすすめられたこの薬を飲んだ」とか、「AIが合理的判断によってA国への攻撃をすべきだと結論したから、これよりミサイルを発射する」などとなりかねません。
国立情報学研究所教授で人工知能学会会長の山田誠二氏は、AIの普及率が高まるほど、私たちの想像している以上に多くの人に、「AIリテラシー」が求められると述べています。それが具体的にどのような能力なのかは今後の議論が必要ですが、判断をAI任せにしないよう人間側も成長してこそ、AIと人間の協働社会が実現すると言えるでしょう。
【参考】
THE PAGE「AIロボット「Tay」はなぜ暴走した?意外にも長い人工知能の歴史」
https://thepage.jp/detAIl/20160402-00000006-wordleaf
ROBOTEER「「人類を滅亡させる」発言のAIヒューマノイド・ソフィアが国連会議に出席」
https://roboteer-tokyo.com/archives/10721
総務省「人工知能(AI)の職場への導入状況」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc143310.html
独立行政法人労働政策研究・研修機構『ビジネス・レーバー・トレンド』、2017年8・9月号、pp. 44-45
http://www.jil.go.jp/kokunAI/blt/backnumber/2017/0809/034-045.pdf
THE PAGE「AIロボット「Tay」はなぜ暴走した?意外にも長い人工知能の歴史」
https://thepage.jp/detAIl/20160402-00000006-wordleaf
ROBOTEER「「人類を滅亡させる」発言のAIヒューマノイド・ソフィアが国連会議に出席」
https://roboteer-tokyo.com/archives/10721
総務省「人工知能(AI)の職場への導入状況」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc143310.html
独立行政法人労働政策研究・研修機構『ビジネス・レーバー・トレンド』、2017年8・9月号、pp. 44-45
http://www.jil.go.jp/kokunAI/blt/backnumber/2017/0809/034-045.pdf
社内イベントで孤独が深まる? 真っ当な社会的つながりを築くには

従業員同士を孤立させないため行われる社内交流イベント。しかしそれが逆に孤独感を強めてしまう場合があると言います。孤独が心身を蝕み、生産性を低下させることはよく知られた事実。間違った社内イベントを廃し、働く人の孤独感を和らげるには、どうしたらよいのでしょうか。