富裕層が「最初の5秒」の印象を高めるために気をつけていること

成功者と呼ばれる人たちが決して怠らないことが、身だしなみを整えることです。これまで成功者と呼ばれている人たちが、汚らしい格好をしているところを見たことがあるでしょうか? 恐らくないはずです。なぜなら、成功者は身だしなみを整えることの大切さを知っているからです。この記事では、成功者が知っている身だしなみの大切さについて紹介します。

2018.6.17

1.第一印象は見た目で決まる

「第一印象は見た目で決まる」。一度は聞いたことがあるという方も多いと思います。この第一印象に関する概念を提唱しているメラビアンの法則をご存知でしょうか? 1971年にアメリカにあるカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者、アルバート・メラビアンがメラビアンの法則を提唱しました。メラビアンの法則では、人の第一印象は最初に出会ってから3〜5秒で決まると提唱しています。この3〜5秒の間に判断する情報は、ほとんどが視覚情報から得ているという発表をしました。
メラビアンの法則では、初対面における人物を認識する情報の割合も数字で示されています。「見た目、表情、しぐさ、視線など」の視覚情報が55%、「声の質、話す速さ、声の大きさ、口調など」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味、話の内容など」の言語情報が7%だと示しています。
この数字からも分かるように、第一印象は見た目で決まると言えるでしょう。つまり、見た目を整えることは、相手に好印象を与えるためにとても重要なことです。成功者は相手に好印象を与えるために、ビジネスシーンをはじめ、さまざまな場面で身だしなみを整えているのです。

2.オシャレと身だしなみは違う

身だしなみを整える上で、オシャレとの違いを知るべきでしょう。身だしなみとは、TPOに合ったマナーを守っている服装です。他人から見て、不快感を抱かない服装と言えるでしょう。では、オシャレはどうでしょうか?オシャレは、自分の個性や価値観を表現する服装です。オシャレは自己評価に基づいているため、必ずしも身だしなみが整っていると言えない場合もあります。
成功者が重視しているのは、オシャレよりも身だしなみです。なぜなら、他人に悪い印象を与えないのは、身だしなみが整っている格好だからです。確かにオシャレではないかもしれません。しかし、ある人にとってオシャレな服装は、別な人にとっては不快な服装だったということは、珍しい話ではありません。マイナスな印象を与えて、いいことはないのです。そのためにも、他者目線で評価される身だしなみが整った格好を重視しています。

3.細部への手入れが違いを生む

では、身だしなみを整えるために、どのようなことに気を配ればいいのでしょうか?大切なのは、細部に気を配り手入れをすることです。気を配るべき3つのことを紹介しましょう。

・洋服のサイズ感

ダボダボな洋服を着ていると、身だしなみが整っているとは言えません。成功者は、自分の体型に合った洋服を選びます。少しお金を出せばオーダーメイドの洋服を手に入れることもできます。体型に合った洋服は、印象を良くします。

・洋服の襟元や袖口

自分で気付いていなくても、他人から見るとよく分かるのが襟元や袖口の汚れです。成功者は、襟元や袖口のような細部まで注意を払います。なかなか目につきにくいところだからこそ、汚れやほつれが見えるとだらしない印象を与えてしまうからです。

・爪先の手入れ

ふとした時に見える手先。爪が伸び放題で手入れが行き届いていなければ、不快な印象を与えます。爪先をキレイに切りそろえることで、細部にまで気を配る人ということが分かります。
成功するために服装が影響を与えることは、「スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール」にも書かれています。この本には、著者がスタンフォード大学で授業を教え始めた頃、講師の服装がきっちりしていればしているほど、生徒からの人気があるという研究結果知り驚いたというエピソードが書かれています。学生は、服装が整っている講師を有能で熱心と感じるというこのエピソードは、服装が影響を与えていることを物語っています。ノースウエスタン大学の心理学者は、この効果を装いの認知力と名付けています。服装が他者からの高評価や信頼を得るのに適しており、成功者はこの効果を利用しているのです。
成功者は身だしなみを整えるルールや大切さを知っています。だからこそ、それらを怠らずに生活することで、さらなる成功を呼び込んでいるのです。
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フリーランスとして、ライター、カメラマン、Webディレクター、インテリアコーディネーターとして活動。
ノマドワーカーとして、拠点を移しながら仕事をしています。
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