2019年5月20日 更新

アメリカ富裕層のクレジットカード事情は?ブランドで決まる信用力

アメリカ(米国)の富裕層にとって、クレジットカードはまずブランドありきであり、ステータスと社会的信用力を測る物差しになっています。留学・駐在などを経験されるとよく分かりますが、世界で最も富裕層世帯が多いアメリカは、聞きしにも勝るクレジットカード社会なのですね。

アメリカ富裕層から支持されるクレジットカードとしては、「Citi Chairman Card」も外せないブランドです。こちらもAMEXと提携しており、年会費500米ドル(約5万5,000円)とAMEXプラチナカード並みの維持コストで、AMEXブラックカードと同レベルの特典を受けることができます。元来はシティ・グループの証券部門としての名門であるスミス・バーニーの顧客向けに発行されていたクレジットカードであり、ステータス性の高さでは一目置かれる存在ですね。
最後に個性的な、そして、最近アメリカの富裕層からアツい注目を浴びるクレジットカードのブランドを紹介しましょう。「Stratus Rewards Visa Card」がそれで、小規模でありながら独自のマーケットを有します。カードホルダーに求められる要件や発行枚数など、具体的な情報は非公開です。年会費は1,500米ドル(約16万5,000円)と、アメリカの富裕層向けクレジットカードの中でも高額であり、AMEXブラックカードに次ぐ水準ですね。入会は既存会員からの招待に限定されます(自分からは申込み不可)。プライベートジェットによる海外旅行など、ステータス感溢れる独自特典が用意されています。

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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