高速ウォーキングとは
高速ウォーキングは、一歩あたりに使う時間を短くするウォーキングです。競歩のようなものと考えて良いでしょう。ただ、同じ歩幅でスピードアップする場合は運動強度が高くなるため、体力に自信のある人以外はおすすめできません。そのため、通常は歩幅を狭くします。そうすることで、適度な強度でスピードの速いウォーキングができるでしょう。
高速ウォーキング中は、腕をよく振ることが大切です。その際、腕を大振りせずに、ひじを曲げてコンパクトに振ると良いでしょう。まずは、歩幅をシューズ一足分狭くするところからはじめてください。そして歩幅を徐々に狭く、一歩に使う時間を短くしていくことで、自然に高速ウォーキングができるようになるでしょう。高速ウォーキングは、いつものウォーキングの時間に5~10分程度行ってみてください。慣れたら歩幅や腕の振り幅を大きくしましょう。ダイエット効果がより高くなります。
普段ウォーキングをしている人でも、高速ウォーキングをすることで、いつもと違った筋肉の使われ方ができます。そのため、リズムアップとともに、下半身を中心とした引き締め効果も期待できるでしょう。
高速足踏みボクササイズとは
次に、高速足踏みボクササイズについて解説します。足踏みボクササイズは、主に上半身の筋肉を刺激できるトレーニングです。やり方は、その場で足踏みをしながらボクサーのように左右のパンチを繰り出します。右ひざを上げた時は左のパンチを、左ひざを上げた時は右のパンチを、といったように、左右交互にできるだけすばやくパンチをしてください。1秒間に4発(左右2発ずつ)以上が目安です。
はじめは軽くひざを上げたり腕を伸ばしたりして、スピードに慣れるところからはじめてください。慣れるにつれ、ひざをより高く、そして腕を伸ばしていきましょう。ただし、スピードは落とさないようにしてください。20秒×3セットからはじめ、40秒、60秒と時間を延ばしていきましょう。
高速足踏みボクササイズは、二の腕や腹筋を鍛えることができるトレーニングです。また運動強度が高く、ウォーキングよりも全身運動の要素が強いのが特徴です。家の中で短時間でできるトレーニングのため、日常生活にも取り入れやすいでしょう。
まとめ
生活リズムを上げるために意識することや高速トレーニングについて解説してきました。私たちの体は、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が常に働いています。そのため、身体的・精神的に過度な負担がかからないようになっています。スピードアップを意識したり高速トレーニングを続けたりすることで、このホメオスタシスが移動します。すると、速いスピードが当たり前という感覚になります。
リズムアップ行動は、はじめはせわしなく感じるかもしれません。しかし、日常的に続けることで、いつの間にか肉体改造や行動のスピードアップができていることが体感できるでしょう。