ストレスを解消する習慣
ストレスの蓄積は、精神面だけに影響を与えるものではありません。頭痛や肩こりなど身体的な症状が現れたり、仕事で同じミスを繰り返したりします。また、長寿遺伝子の活動も抑制されてしまいます。過度に周囲に気を遣う人や自分に自信を持てない人、また完璧主義者と思っている人はストレスがたまりやすいため注意してください。
週に1~2回の休日に趣味やスポーツなどの気分転換を行っても、蓄積されたストレスは解消されません。効果的なのは、毎日ストレスを解消すること。そうすることで、次の日にストレスを持ち越すことを予防できます。毎日できるストレス解消は、時間を使ったり疲労感を覚えたりして仕事に悪影響を及ぼすことがないようにしましょう。そのため、生活習慣にスムーズに取り入れられるストレス解消法を続けることがおすすめです。特におすすめの方法が、睡眠と入浴の習慣です。
まず睡眠ですが、睡眠の量と質を上げようと意気込んでしまうと、興奮してよく眠れないことがあります。そのため、いつもよりも30分早く床につくことを意識してください。何か作業することがあれば、できるだけ布団の上で行うようにします。ただし、就寝の質を下げないように、気分が高揚することは寝る前ではなく起床後に行ってください。たとえば、気分が落ち着く音楽をかけながら布団の上で作業をする、寝る前のスマホ操作を起床後に行う、電子媒体での読書を起床後や昼休みに行うなどです。
次に入浴ですが、40度より低いお湯に20分ほど浸かることをおすすめします。温めのお湯でリラックス効果が期待できるため、ストレス解消だけでなく睡眠の質を上げることにもつながります。反対に、お湯が熱すぎると精神が興奮状態になり睡眠の質が低下するため注意してください。入浴中に足裏や手のひらをマッサージすることも、ストレス解消に効果的です。
まとめ
健康寿命は、生活習慣のちょっとした改善でも延ばすことができます。ただし、食事にだけこだわる、運動だけ続けるなど、一つのことだけに集中するのはあまり効果的ではありません。食事・運動・ストレス解消の習慣を少しずつ改善することが大切です。そうすることで、長寿遺伝子はより活性化し健康寿命も延びるためです。ぜひ毎日の生活の中に少しずつ取り入れて、活力のあるビジネスライフを送りましょう。