【仕事に効く名言6選】やる気が出ない、辞めたいと感じた時に

名言は仕事を成し遂げる力を時として与えてくれます。ビジネスパーソンが抱えるストレスは、日々大きくなる一方です。仕事に失敗は付きものですし、やる気が出ない、辞めたいと溜息をつく日もあります。そんな時に背中を押してくれる、仕事に効く名言を、日本語・英語問わずに紹介します。

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2019.3.26

仕事に失敗した時に効く名言(英語・日本語)

まずは、仕事に失敗したなと感じる時に読みたい名言を、日本語・英語を問わず2本紹介しましょう。
『If you’re not failing every now and again, it’s a sign you’re not doing anything very innovative.(仮に時折失敗することもないのであれば、それはあなたが何一つ革新的なことをしていない証拠だ)』
この仕事に関する名言は、ニューヨーク出身の米国の著名な映画監督、俳優であり、脚本家でもあるWoody Allen(ウディ・アレン)氏によるものです。ちなみに、本名はAllan Stewart Konigsberg(アラン・スチュアート・コニグズバーグ)です。成功者は陽の当たる部分ばかり注目されがちですが、成功した数の何倍もの失敗を経験していることが普通です。前例のないことにトライするならば、一度で成功するのは偶然の産物ですね。先に繋がる失敗ならば、成功への序章にすぎません。
『日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである。』
こちらも仕事に関する名言ですが、世界のホンダを創業した本田宗一郎氏が発したものです。海外で長く生活していると、日本人ほど失敗を恐れて決断を先延ばししたり、前例がないことにトライするのを避けたりする民族いないな、と実感することが多くなります。経済・社会情勢が右肩上がりの高度成長期であれば、守りの姿勢一辺倒でも何とかなるでしょう。現在の日本のようにdeclining(斜陽・衰退しつつある)のトレンドに入っている国では、この心性で仕事をするのは致命的になり得ます。

仕事のやる気が出ない時に効く名言(英語・日本語)

仕事のやる気が出ない時、何となく波に乗れない時に読みたい名言を、日本語・英語を問わず2本紹介します。
『びっくりするような好プレーが、勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレーを、確実にこなせるチームは強いと思います。』
この名言は鈴木一朗氏、言わずと知れたプロ野球選手のイチローによるものです。イチローと言えば、調子が良い時も悪い時も、決して軸がブレない選手のイメージがありますね。この名言は、チームスポーツのみならず、個人の仕事についても当て嵌まりそうです。スポーツであれ、仕事であれ、稀にホームランを打つ人間よりも、安定してヒットを飛ばせる人間の方が信頼感があり、高く評価されるものです。いかなる状況下でも、やるべき仕事を淡々と積み重ねる他ありません。
『Do the hard jobs first. The easy jobs will take care of themselves.(まずは難しい仕事に手を付けろ!易しい仕事なんて自ずと片付くものだ)』
この仕事についての名言は、米国の実業家、作家であり、自己啓発・ビジネスセミナー講師でもあるDale Breckenridge Carnegie(デール・ブレッケンリッジ・カーネギー)氏が発したものです。「人を動かす(原題:How to Win Friends and Influence People)」、「道は開ける(原題:How to Stop Worrying and Start Living)」などの著作は、読んだ方も少なくないのではないでしょうか。仕事のやる気が出ない、モチベーションが上がらないなど、誰にでもあり得ます。そのような時こそ、敢えて難易度の高い仕事に真正面から取り組むのも手です。次第に自身が戦闘モードに入ってきて、気付いたらスランプを脱していたりします。

仕事(会社)を辞めたいと感じる時に効く名言(英語・日本語)

最後に、仕事や会社を辞めたいと感じる時に読んでみたい名言を、日本語・英語を問わず2本紹介しましょう。
『無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。』
この仕事についての名言は、パナソニックの創業者で、「経営の神様」とも呼ばれる松下幸之助氏によるものです。相手の状況や将来を考慮せずに手前都合で売りつけたり、相手が欲するものを言われるままに即売したりすることは、長い目で見てお互いのためになりません。自社への信頼も毀損されるでしょう。この事実を理解できない経営者の下で辞めたいと感じるならば、ある意味での潮時でしょうか。
『It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.(生き残る種とは、最も強いものでもなく、最も知的なものでもない。ただ、変化を受け容れ適応できるものだけが生き残る)』
この名言は、19世紀の英国に活躍した自然科学者で、種の形成理論を構築したCharles Robert Darwin(チャールズ・ロバート・ダーウィン)氏が発したものです。私がお世話になった、ある経営者の座右の銘でもありました。かつての成功体験は、今の仕事には役立たないこともしばしばです。誰の目から見ても、申し分のない学歴・職歴を持つビジネスパーソンが沈んでゆくことも珍しくありません。仕事や会社を辞めることが変化に適応するための有効な一手ならば、英断すべきかも知れませんね。
Kenneth S

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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