2019.5.22
絶対点数ではなく相対点数を意識する
自分の力を見つめ直すうえでは、自分の判断が 「本当に100点なのか」を検証することも大切です。
たとえば、自分が立てた会社の経営戦略が完璧だと思っているとしましょう。
そのとき、「もっと会社を成長させている人にとって、その戦略は本当に完璧なのかどうか」を考えてみるのです。
人は自分の 「器」→(ここでは、人間としての力量や能力、視野の広さなどを意味します)の中でしか判断できないので、その器がもっと大きい人のほうが、ものごとを俯瞰して正しい判断をくだせる確率が高いと思います。
そのとき、「もっと会社を成長させている人にとって、その戦略は本当に完璧なのかどうか」を考えてみるのです。
人は自分の 「器」→(ここでは、人間としての力量や能力、視野の広さなどを意味します)の中でしか判断できないので、その器がもっと大きい人のほうが、ものごとを俯瞰して正しい判断をくだせる確率が高いと思います。
したがって、自分の考えが100点だと思ったり、それを主張すること自体、もったいないことだと思います。
このような 「絶対点数」で自分を測ると、自分の器の大きさを勘違いしてしまいます。
このような 「絶対点数」で自分を測ると、自分の器の大きさを勘違いしてしまいます。
自分の力を見極める際には、「相対点数」の視点をもつことが欠かせません。
たとえば、入社1年目の経験のない新入社員が考える100点は、10年同じ仕事をしている人が考える100点の3割しかないかもしれません。つまり、自分が100点だと思っていても、まわりは30点としか思っていないこともありえます。
ふだんの仕事ではとくに、僕は相対点数を意識しています。
たとえば、時代の移り変わりの激しい昨今では、100点を目指して石橋を叩いて渡るよりも、「7割で走り出せ」ということがよく言われます。
たとえば、時代の移り変わりの激しい昨今では、100点を目指して石橋を叩いて渡るよりも、「7割で走り出せ」ということがよく言われます。
しかし、この 「7割」というのは相対点数にすぎず、自分が7割と思っていても、 慎重派な人から見ると3割程度ということも考えられます。
同様に自分が120点だと思っていたとしても、トラスティなどから見れば、まだまだ50点程度になってしまうことも多々あります。
自分を見るときは、「ほかの人の目から見てどの程度か」という相対点数を意識すると、自分の本当の能力が見えてくるかもしれません。
同様に自分が120点だと思っていたとしても、トラスティなどから見れば、まだまだ50点程度になってしまうことも多々あります。
自分を見るときは、「ほかの人の目から見てどの程度か」という相対点数を意識すると、自分の本当の能力が見えてくるかもしれません。
「器」の大きさを判断する目を養う
自分がどれくらいの 「器」であるかを自分自身で判断する目は大切です。