2020年8月6日 更新

出世する女性の特徴は?ヘッドハンターが選ぶ年代別の条件

20代から40代。女性は、キャリアを開始し場合によっては結婚や出産も経験する人生の正念場です。男女同権とはいえ、事情によりキャリアが中断することも少なくありません。欧州のヘッドハンターのプロが、女性たちに求める資質を年代別に語っています。

職場はあらゆる人格のるつぼです。その中でもまれながら、自分自身を失わずに向上心を持って学んできた人は、30代に勝利を手にすることになるかもしれません。

40代に求める条件:不惑の安定感

四十にして惑わず、はどこの国も同じ。
40代になると、より良い条件で職を得る可能性はぐっと低くなります。しかし、もし経験や成功に裏打ちされたキャリアがあれば、逆にほかの人よりも一頭地を出たチャンスが転がっていることになります。
晩婚が進む現代においては、30代後半から40代にかけて、女性たちは出産を経て職場に戻るケースが増えました。一度中断してしまったキャリアは、挽回するのが非常に困難というのが現状です。
そして、転職という可能性が浮上します。転職をする際にベースとなるのは、「ある分野における10年のキャリア」だそうです。日本では「10年ひと昔」と言います。10年というのは、やはり職場においてもキャリアの基本となりうる盤石の年月なのかもしれません。
出産や育児で中断してしまったキャリアも、10年という経験は大きなパワーがあるというわけです。
コンタルディ女史は、この40代の転職を機に中小企業から多国籍企業へ、はたまた大企業へと飛躍する女性も少なくないと語っています。

年代を問わず女性に有利な職は存在するのか

コンタルディ女史によれば、現代において最も女性たちに開かれている市場は、デジタルの分野だそうです。販売促進のためのコンテンツの管理、企業内の戦略的プロジェクトのアシスタントなど、時間に拘束されず実力だけは発揮できる分野です。
休職期間があったとしても、世の流れには敏感でいることが職場復帰への足掛かりとなるのでしょう。実際的な女性たちは、名を捨てて実をとる戦法で職場復帰をはたしているのです。

最後に

日本では、働き方改革が日々ニュースになっています。先進国における人口の減少は深刻で、優秀な人材ならば企業はのどから手が出るほど欲しいはず。
しかし、女性としてのライフスタイルを守りたいという人も少なくありません。子供の送り迎えが親の義務となっている国では、男性の育児への参加や女性の職場復帰についても柔軟な考えをする会社が増えてきています。
20代の柔軟性、30代の胆力、40代の安定感、これは男女とも変わらず職場で才を発揮するために必要な資質かもしれません。そして運も実力のうち、チャンスを逃さずに波に乗る勇気も必要なのです。
33 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

「巻き込み力」はデキる人の必須条件!職場の完璧超人はもう時代遅れ?

「巻き込み力」はデキる人の必須条件!職場の完璧超人はもう時代遅れ?

かつて「仕事がデキる人」といえば、自分の仕事を一人でこなす「完璧超人」のようなイメージだったかと思います。しかし、最近は働き方の変化により、仕事がデキる人の定義が少しずつ変わってきているのです。 今回は今の時代にこそ必要とされる「仕事の巻き込み力」について紹介していきたいと思います。
良い会議は「30分、少人数、資料は1枚」段取りとネクストステップが重要

良い会議は「30分、少人数、資料は1枚」段取りとネクストステップが重要

『最高品質の会議術』を著した前田鎌利氏は会議の生産性をアップさせるためには、「30分以内に終える」「参加者は少人数に絞る」「主要資料は1枚だけ」「段取りに手間と時間をかける」「報告にネクストステップを加える」という5つのポイントがあるといいます。
Evernoteを仕事で活用する方法|効率が上がる使いこなしのコツ

Evernoteを仕事で活用する方法|効率が上がる使いこなしのコツ

2010年頃には非常に話題となったデジタルノートEvernoteですが、価格改定があったり、Google keepなどの競合製品が話題になるなどして、いまでは下火になっているようにも思えます。今回は、Evernoteの使いこなしについてご紹介します。
仕事ができる人の特徴は?できない人にならないための注意点4つ

仕事ができる人の特徴は?できない人にならないための注意点4つ

仕事をスピーディーかつ正確にこなす人には憧れるものです。そんな「仕事のできる人」にはいくつかの共通点があります。反対に、仕事ができない人にも特徴があるようです。それぞれの特徴を把握して、職場で意識して動くことで仕事のスキルアップができます。
アウトプットで試されるリベラルアーツ力|企業が期待する教養

アウトプットで試されるリベラルアーツ力|企業が期待する教養

クリティカル・シンキングの力や国際性が重視されるビジネス環境となった今、リベラル・アーツ研修や講習に参加する社会人が増えています。リベラル・アーツの知識を深めることも大切ですがその知識をアウトプットする力が重要です。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

井澤 佐知子 井澤 佐知子
お金の教養講座
お金と投資のセミナー情報(無料)

お金の教養講座

おすすめ

お金の教養講座

⼤⼈として知っておきたいお⾦の知識。
⼈⽣そのものを充実させるためのお⾦の基礎講座

月5万円で資産1億円を目指すゴイチセミナー

1億円を作った人が実践してきた「資産運用のルール」を真似しよう


ファイナンシャルアカデミー公式SNS