ぱっと見ただけでわかるように、これはとてもヴィジュアルをうまく活用しています。
グラフ形式でカウントダウン情報を表示する時間管理アプリという説明でいいと思いますが、どうしてこの種のものがこれまであまり存在しなかったのか、不思議です。
それくらい、今日までに過ごした時間と、これから残されている時間を、視覚的に瞬時に理解できるということの意味は大きく、
利用するにも直感的にできてとても容易です。
進捗状況が視覚的にグラフでわかるだけではなく、きちんと数値でも表示されますし、パーセンテージでも表してくれます。
利用するにも直感的にできてとても容易です。
進捗状況が視覚的にグラフでわかるだけではなく、きちんと数値でも表示されますし、パーセンテージでも表してくれます。
私は現在、長期的に携わる必要があって、しかも締め切りがはっきり決まっているプロジェクトはすべて、このアプリで管理しています。
それだけではなく、たとえば令和になって何日目かとか、去年の旅行に行ってから何日が経過したかとか、娘を実家に連れ帰った最後の日から何日経過したかなども、このアプリで管理しています。
それだけではなく、たとえば令和になって何日目かとか、去年の旅行に行ってから何日が経過したかとか、娘を実家に連れ帰った最後の日から何日経過したかなども、このアプリで管理しています。
ほとんどの人は、この種の日数について、正しくない時間感覚だろうと思います。人間にはどうやら、この「何日が過ぎた」という感覚において、あまり正確に計測することが困難なようです。
だから、締め切りが迫るまでついプロジェクトを長く放置してしまい、日数が足りなくなってから慌てるというパターンにはまりやすいのです。
そもそも、このようなアプリで長期企画の日数を瞬時に判断できれば、締め切りが迫っているプロジェクトがすでに複数あるということも、視覚的に即座に判断できます。
そもそも、このようなアプリで長期企画の日数を瞬時に判断できれば、締め切りが迫っているプロジェクトがすでに複数あるということも、視覚的に即座に判断できます。
それができれば、すでに大変な状況にあるのに、さらに大きなプロジェクトをあまりよく考えもせずに引き受ける、などといった失敗を防ぐこともできます。
もちろんこのアプリでとらえられるのは、プロジェクトに関する日数だけです。でも手間はかかりません。日数を把握することの意味は小さくありません。ですからぜひ、こういうアプリを活用して、今自分の置かれている状況というものを視覚化してみてください。
Googleカレンダー徹底活用ルール|仕事のミスを減らし効率化できる

「ライフハック」と呼ばれる仕事の効率化について連載しています。今回はGoogleカレンダーなどのデジタルカレンダーを徹底活用する方法を紹介します。デジタルカレンダーには、紙や手帳にはない、リマインド機能という最大のメリットがあります。
佐々木 正悟

心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。1973年北海道旭川市生まれ。97年獨協大学卒業後、ドコモサービスで働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行う。著書に、ベストセラーとなったハックシリーズ『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社)のほかに『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』(中経出版)『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』(ソーテック)など。また、共著に『iPhone情報整理術』(技術評論社)がある。「シゴタノ!-仕事を楽しくする研究日誌」(https://cyblog.jp/)にて連載中。