富裕層と貧困層との違いその3:思考(行動)格差
富裕層と貧困層との違いを考える際、最も決定的なのが思考(行動)の格差だと考えられます。言わずもがな、情報は思考を形成し、思考は行動を促すものですね。富裕層と貧困層とでは、明らかに行動様式に違いがありますが、これは知識・情報の違いから生じるもので、思考パターンの違いとも言えそうです。地頭の良し悪しは無関係です。「富裕層は自分たちとは違い、何かオイシイ情報を持っているのでは?」と訝る(いぶかる)一般層や貧困層の方もいるでしょう。
しかし、これは誤解で、先にも触れましたが、富裕層の方ほど様々な情報から有益なものを取捨選択する情報リテラシー能力が高く、有益な知識・情報を入手するためのコスト(お金・工数)投下を厭わないのに過ぎません。一方、富裕層以外の一般層・貧困層では、情報の価値を理解しない方も中にはおり、他人がコストをかけて手に入れた情報・ノウハウを対価も払わず、かつ工数もかけずに入手できて当然と勘違いしている場合もあります。
加えて、富裕層の思考(行動)パターンとは、「ロジカルに考え、納得ゆく行動をとる、」これが基本です。他方、一部の一般層や貧困層のそれとは、「感情で考え、周りと同じを行動をとる、」という傾向が強いようにも感じられます。例えば、富裕層の方ならば、ビジネスであれ、プライベートであれ何か問題が生じた際には、それなりのコストを負担して問題解決に長けていそうな専門家を選び、アドバイスを仰ぐことが一般的です。納得できれば、それに従って問題解決を進めます。
これに対し、一部の一般層や貧困層の場合、問題が生じると適不適を考慮せずに手近な人間に相談し、共感・同情の言葉を得て終わり、というパターンも相当程度あるのではないでしょうか。運が悪かったのだと諦めて、状況を受け容れることを繰り返す方もいるのではないでしょうか。いつもの思考・行動パターンに陥っていないか、と自身を客観視することから始めても良いかも知れませんね。
お金持ちになるために“今すぐ”できる「逆算思考」とは
富裕層になるためのマインドは理解できるし目指すべきことはわかるけれど、具体的にどうすればいいのでしょうか。手段を考えることは必要ですが、その前に考えるためのヒントも必要かと思います。そこで今回はそのひとつの方法をご紹介します。