理想の人生を実現するための、たった3つの“メモ習慣”

なんでもメモをとる習慣のある人と、メモをとる習慣のない人。この違いは、人生の大きな差となって表れてきます。たった3つの“メモ習慣”で、理想の人生を実現する方法とは?──『美しく生きる女のお金の作法』特別編集[第3回]
2017.8.22

1.夜、寝る前に明日やることのTodoをメモする

お金は無限に増やすことができますが、人生に与えられた時間は有限です。今日1日の時間を大切に使っていくことが、人生の充実には欠かせません。

ですから、私は自分の限られた時間をムダなく使うために、ある小さなルールを習慣にしています。それは、夜、寝る前に「朝起きたらやるべきリスト」を書き出しておくこと。

メモ帳に、思いついた順に箇条書きで書き出していきます。ごみを出す、冷蔵庫に◯◯をしまう、◯◯のメールに返信をする、財布の中から◯◯を取り出す、子どもに◯◯について伝える……。特に、子どもたちへの伝達は細かいto doがたくさんありますし、朝、お互いにバタバタしていると会話できる時間はそう長くないので、メモしておかないと「うっかり渡し忘れた!」「結局、伝えるタイミングがなかった!」ということになりがちです。
ポイントは「どんな小さなことでも書く」ということ。むしろささいなことほど書いておかないと忘れてしまうことが多いもの。そして、目には見えなくても、予定が少しずつ、少しずつ、後ろ倒しになっていき、この小さな“時間のズレ”が積算し、大きな時間のズレとなっていくのです。
私の場合は、朝起きたらまずは前の晩にずらっと書いておいたto doリストをチェックし、一つずつこなすごとに、線を引いて消していきます。これだけで、朝の出勤前に5つ、10つ、日によってはそれ以上のタスクがこなせてしまうのですから、それだけでプチ達成感が味わえます。リストを全部消したらスッキリ! 爽やかな気持ちで出勤できます。

その日のうちにやり残したことは、翌日のto doリストに持ち越す形で再度メモ。これを毎日繰り返していくと、「ずっとやり残していること」が明確になって、生活改善のための課題も見つけやすくなります。

一日の始まりをポジティブなマインドで迎えるための習慣として、翌朝のto doリストアップ、おすすめです。

2.人の話や言葉にビビッときたら、すぐにメモをする

なにげない会話の中で「その話、興味深いなぁ」「その言葉、いい言葉だなぁ」「そんなビジネス用語があるんだ」「確かにその通りだなぁ、胸に刻んでおこう」「なるほど、そういうやり方があるんだ」——こんなふうに感銘を受けたり、共感をしたりすること、誰にでもありますよね。

こうした、せっかくのいい話も、よほど高性能な記憶力と情報の整理力を持ち合わせている人でない限り、月日が経つと忘れてしまいます。私自身は特に記憶力が悪いので、月日が経過するどころか、1時間前のことでも「あれ、さっき聞いた話って何だったっけ」なんていうことになりかねません。

ですから、人の話や言葉にビビッときたら、後回しにせず、とにかくその場でメモ。手元にメモ帳があればペンで書くか、スマホがあれば自分宛てに要点をメールします。ちなみに、自分宛てのメールは、「LAUNCHER」というアプリを活用し、ホーム画面から指でスライドし、1回タッチするだけで、宛て先に自分のメールアドレスが入った新規メールが立ち上がるように設定してあります。そして、手書きやメールで残したメモは、ジャンルごとにWordファイルに整理してDropboxに入れておき、いつでも検索すれば出てくるようにしています。
これまで多くの人と仕事で関わってきましたが、仕事ができる人には、必ず、メモ習慣があります。そして、ただメモして安心するのではなく、そのメモを、ときにはTodoリストとして、ときには自分専用の情報倉庫として活用をしていいます。

せっかく自分を成長させてくれる話や言葉に出会ったのにメモをとらないのは、栓をせずにバスタブにお湯をはろうとしているようなもの。メモ習慣をつけるだけで、自分の知識や内面というバスタブに、どんどんお湯がたまるようになっていきますよ。

3.夢ややりたいことを見つけたら、すぐにメモをする

もうひとつ、メモ習慣として取り入れたいのが、やりたいことや理想を無限にメモしていく“夢のスケッチ”です。

これまでファイナンシャルプランナーとして多くの人の相談に乗ってきましたが、その中で感じることは「人は意外と、夢を言語化できない」ということです。「あなたの夢は何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられる人は少数派。それから、夢というと、人生すべてがそこに向かっていくような大きなものでなければならないという先入観を持っている人も多いように感じます。そのせいか、「特に夢といえるほどのものはないんです」と控えめな回答が返ってくることもめずらしくありません。

夢だからといって、「女優になりたい」「ニューヨークに住みたい」といった、他の人に「へぇー」と思われるようなものである必要はまったくありません。むしろ、「これが人生の夢」と言葉にできるほど明確な夢を持っている人はほんの一握り。それよりは、ささやかなもの、手を伸ばせば届きそうなものをたくさん「夢」として持っておきましょう。

「あ、こんなこと私もやりたいな」「ここ、いつか行ってみたいな」「こんな女性になれたら素敵だな」と思ったら、その瞬間にそれはあなたの「夢」。街を歩いていたり、テレビや雑誌を見たり、友人から話を聞いたり。日常のいろいろなところに夢が増やせるチャンスは広がっています。

「着物を美しく着こなせる女性になりたい」「テレビで見た、あの離島に行ってみたい」「スーパーに行ったときにその日の気分に合ったワインを選べるようになりたい」「1回ぐらい歌舞伎を観に行ってみたい」「パラティッシの食器を揃えたい」「隅田川の花火を、ヘリコプターから見てみたい」。どんなことでもいいので、「こんなことできたらいいな」「こんなこと、やってみたいな」とワクワクするような夢
を書き出してみる。書き出した数だけ、夢が増えます。
メモしなければ忘れていく憧れも、メモした瞬間に「自分の夢」になります。夢が増えるということは、夢を実現できるチャンスも増えるということ。メ理想の人生を実現するためにメモ習慣が持つパワーは無限大なのです。
(記事は、『美しく生きる女のお金の作法』から本サイトのために特別編集したものです。)

大竹のり子

ファイナンシャルプランナー、株式会社エフピーウーマン代表取締役

出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。 現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、『お金の教養スクール』の運営を通じて正しいお金の知識を学ぶことの大切さを伝えている。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『老後に破産しないお金の話』(成美堂出版)など著書は40冊以上に及ぶ。ファイナンシャルアカデミー取締役。一般社団法人金融学習協会理事。
http://www.fpwoman.co.jp/

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