2019.1.8
人生や恋愛などに疲れた人に贈る英語の短い名言は?
まずは、人生や恋愛などに疲れたと感じている人向けに短い名言を紹介します。
If you would be loved, love and be lovable.
(人から愛されたいなら、人を愛し、人から愛されるに値する人間であれ。)
18世紀の米国で政治家、外交官、物理学者などとして活躍した多才な人、Benjamin Franklin(ベンジャミン・フランクリン)による短い名言です。あなたが人を愛し、そして愛されるに値する人間でなければ、人はあなたを愛さないだろう、という至言です。愛を得るにも、ましてや継続させようと思ったら努力は必要です。この英語の名言は恋愛関係だけはでなく、仕事関係も含めた一般の人間関係においても当てはまりそうな気がしませんか。
To avoid criticism, do nothing, say nothing, be nothing.
(批判されることを避けたければ、何もせず、何も言わず、空っぽの自分でいることだ。)
19~20世紀にかけて活躍した米国の作家、哲学者であるElbert Green Hubbard (エルバート・グリーン・ハバード)による英語の箴言。意志を持って努力・行動すれば、仮に正しいことでも批判されるのが人生の常、そんな連中に耳を貸す必要はない、という意味合いの短い名言です。日本人は周囲の目を過剰に気にし、自分らしく生きられない方が多い印象です。特に現在の日本人に一番贈りたいフレーズかも知れません。
努力・研鑽するビジネスパーソンに贈りたい英語の短い名言は?
日々研鑽、努力を重ねるジネスパーソンでも、時にはストレスで心が折れそうになることもあります。そんな時に思い出したい、英語の短い名言を紹介します。
Cool heads but Warm hearts.
(頭はクールに、それでも心は温かくあれ。)
19~20世紀を生きた英国の経済学者による短い名言です。その名をAlfred Marshall(アルフレッド・マーシャル)と言い、新古典派経済学を代表する研究者であり、ケンブリッジ大学教授を務めていました。ビジネスパーソンであれば、昨今しばしば耳にするようになった英語のフレーズではないでしょうか。ロジックは大切、同時に人の情も軽視するな、言い換えることもできそうです。
The elusive half-step between middle management and true leadership is grace under pressure.
(中間管理職と真のリーダーシップとを隔てる微妙な違いは、プレッシャーの下でも優雅さを保ち続けられるかである。)
米国の第35代大統領で、1963年にダラスで凶弾に倒れたJohn Fitzgerald Kennedy (ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ)による短い名言です。これまでの私の周囲を見ても、役員クラスや上級管理職まで昇進している人のほとんどが、いかなる状況下でもメンタルがブレることなく、余裕を感じさせるような雰囲気を常に纏っている共通点がありました。
Take due action, before lengthy discussion.
(長々議論などする前に、まずは適切な手を打て。)
これはある総合商社の役員から、配下への訓示に含まれていた英語での短い名言です。私がかつて働いていたその旧財閥系商社は、とても保守的な社風でした。何かアクションを起こす前には、利害関係者との時間をかけた議論や根回しをすることが暗黙の了解事項だったのです。危機の可能性がある際は、コンセンサスの形成よりも拙速を旨として先に行動ありきだ、という戒めですね。今でも私の座右の銘の1つになっています。
人生を充実させたい人に贈る英語の短い名言は?
英語の”Enjoy”という語を日本人は「楽しむ」と解する方が多いですが、これはこの語の持つ本質の一部に過ぎません。英語本来のニュアンスでは、「充実したよい時間を過ごす」という感じの語です。まさに”Enjoy your life.”なのですね。
Control your own destiny or someone else will.
(自分の運命は自分でコントロールすること。さもないと、他人にコントロールされる羽目になる。)
この英語の短い名言を発したのは、John Francis Jack Welch Jr.(ジョン・フランシス・ジャック・ウェルチ・ジュニア)です。1935年生まれの米国の実業家であり、20年間にわたりジェネラル・エレクトリック社(GE)のCEO(最高経営責任者)を務めました。人生で与えられている時間は有限であり、自分自身のものです。皆さんは自分の人生をコントロールできていますか、少なくともコントロールしようと意識して努力していますか。
Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.
(人生の目的は自分探しではない。人生の目的とは自身を創り上げることである。)
19世紀半ばに産まれ、1950年に没したアイルランドの文学者であり劇作家、政治家でもあるGeorge Bernard Shaw(ジョージ・バーナード・ショー)による短い名言です。英語の前置詞”about”には、本来「目的」のニュアンスがあります。自分探しの旅は永遠にゴールがありません。先の見えないモラトリアムです。それよりも、自分がありたい自分になるように努力する方が、遙かに生産的な人生を歩めるのです。