長期休暇は仕事が心配?それならマイクロ・バケーションでリフレッシュ!

日本で長期休暇をとろうとすると、メール処理や職場での印象といった心配がつきまといます。そこでおすすめなのがマイクロ・バケーション。数時間〜3日程度の休みをバケーションにするのです。たとえばひとりキャンプや都心でサーフィンはいかがでしょう。

2018.11.13(2021.7.1更新)

長期休暇のかわりに楽しむマイクロ・バケーション

夏休みに代表される長期休暇。子どもの頃は心待ちにしていたのに、大人になってみると「休むのが怖い」と考える人が意外と多いことに気づきます。
働き方改革で休暇をとりやすくなったとはいえ、いざ休もうとすると様々な問題が発生します。スケジュール調整は大変だし、いざ長期休暇をとっても「やることが思い浮かばない」「孤独がつらい」という悩みが出てくるのです。
それなら「マイクロ・バケーション」から始めてみてはいかがでしょう。マイクロ・バケーションとは、数時間〜3日ほどの短い休暇のこと。時間管理コーチであり事業主でもあるエリザベス・グレース・サンダーズは、2週間に1回の頻度でマイクロ・バケーションを楽しんでいるといいます。
マイクロ・バケーションなら、大きなプランを立てる必要はありません。数時間〜1日程度の休暇が中心ですから、他の人に仕事を頼むといった手間もほとんどなし。仕事で疲れ果てる前に手軽にリフレッシュできてしまいます。

1日休めるなら近郊でひとりキャンプを楽しむ

マイクロ・バケーションでは、思い切ってひとりの時間を楽しみましょう。サンダーズの場合は、近場の湖にある小さいコテージに宿泊したり、大きな公園に出かけたりするのだとか。
日本では「おひとりさま」という言葉が定着し、近年はキャンプもひとりで楽しむ人々が増えています。「ひとりキャンプ」「ソロキャンプ」と呼ばれるこのスタイルは、キャンプ初心者でも挑戦できるのが魅力。最低限必要なキャンプ用品も5万円ほどでそろいますし、一度そろえてしまえばあとは食材とキャンプ場の利用料、交通費程度でいつでも出かけられます。自宅から2時間以内の場所なら日帰りだって可能です。
ひとりキャンプでタープやテントを設営(日帰りならテントは不要)し、テーブルとチェアを設置したら、あとは料理をつくったりコーヒーを入れたり・・・。キャンプ場のルールに違反しない範囲で、好きなことをしながらゆったり過ごしましょう。
大勢で楽しむキャンプと違って、ひとりキャンプなら自分の都合次第で実行もキャンセルもOK。インドア派の人もタープの下で趣味を楽しむことができますし、自然という非日常的環境でひとりの時間をもてること自体が、今の職業人にはとても贅沢です。「北軽井沢スウィートグラス」のようにハンモックのレンタルができるキャンプ場なら、ハンモックに揺られるという特別な体験も味わえるでしょう。

半休なら都心でサーフィンや新しいスポーツに挑戦

職場や自宅の近場でも、マイクロ・バケーションを満喫することができます。
大井町駅近くというアクセス抜群の立地でスポーツを楽しめるのが「スポル品川大井町」。都心でサーフィンができる施設として話題で、約24,000㎡という広大なスペースでは合計8種類のスポーツが楽しめます。
スポル品川大井町のサーフィン施設には、世界初の人工サーフィンブランド「シティウェーブ(citywave)」が導入され、初心者向けから上級者向けまで波の高さを調整可能。利用料にサーフボードやウエットスーツなどのレンタルも含まれているため、手ぶらで行って楽しめます。サーフィンが初めてという人やキッズ向けのコースには、レッスンも含まれていて安心。レッスンで新しい友人もできるかもしれませんね。
スポル品川大井町では、サーフィンだけでなくサッカーやボルダリング、パデルなどにも挑戦できます。パデルはテニスとスカッシュを合わせたようなスポーツ。日本ではあまりお目にかかれない種目ですから、他の人より先に始めて上達したいという人にもおすすめです。
日本企業で働く忙しい職業人は、充電期間となるプライベートを犠牲にしやすいもの。しかし、たとえ長期休暇の取得が難しくても、今後のスケジュールに細かくマイクロ・バケーションをとりいれていくことで細かく充電することができるようになります。
マイクロ・バケーションは、数時間から長くても3日程度の小さな休暇。基本的に自分一人で楽しむ休暇なのでスケジュール調整や準備の量力が少なく、同僚の仕事も圧迫することはありません。仕事を休む時間が短い分、「この時間は仕事のメールは見ない」と割り切って楽しむこともできるでしょう。
【参考記事】
・エリザベス・グレース・サンダーズ 、「休暇を最も有効活用するためにマイクロ・バケーションを取得する」、ハーバード・ビジネス・レビュー、2018年07月24日
・大橋正也、「思い立ったら「ひとりキャンプ」バックパックでOK」、NIKKEIプラス1、2018年7月28日
・北軽井沢スウィートグラス 公式サイト
・佐久間亮介、「男のロマンが溢れる ソロキャンプの楽しみ方【入門編】」、ORICON NEWS、2017年8月9日
・スポル品川大井町 公式サイト
・「都心でサーフィン&BBQ「スポル品川大井町」スポーツとアウトドアを満喫できる複合施設」、FASHION PRESS 、2018年8月17日
・山本直人、「「会社の夏休みが怖い」心配性の大人たち」、日経ビジネスONLINE、2017年8月4日
Anshi

Anshi

より充実した素敵な生き方に——一過性のブームに流されない「選ぶ生き方」を掲げ、世の中に氾濫する雑多な情報から本当に役立つものをご紹介しています。
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