本物のお金持ちのライフスタイルは地味そのもの!その理由は?

莫大な資産を持つお金持ちほど、実は生活は地味なものです。しかしこれは、無意味に節約をしたりお金を出し惜しんだりしているわけではありません。そこにどのような理由があるのかを知ることで、お金持ちになる秘訣がわかるかもしれません。

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2019.7.26(2021.3.12更新)

金持ちのミニマルなライフスタイル

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お金持ちは多くの場合、ミニマルなライフスタイルを好みます。それはなぜなのでしょうか。

決めたものをずっと使い続ける傾向

総資産が10兆円に迫るとも言われる投資家、ウォーレン・バフェット氏は、(※1)1958年に購入したネブラスカ州オハマで3万1,500ドルで購入した家に住み続けています。(※2)さらに2014年までの8年間は、2006年製のキャデラックDTSに乗り続けていたそうです。 有り余るほどのお金を持っていながらも、なぜこのように決めたものをずっと使い続けているのでしょうか。理由は簡単です。「買い替える理由がない」からです。 投じるに値するものにしかお金を使わないので、一見すると地味な生活に見えるのです。

他拠点のためものを持ちたくない人も多い

堀江貴文氏は財布を持たずにマネークリップを使うそうですが、その理由として生活パターンをシンプルにするためということがあるようです。 これは何を意味するのでしょうか。 お金持ちは経済活動を行うために便利な場所を拠点として構えて、常に移動しています。そのためには、あまりモノを持ち歩かない方が便利です。 多くの荷物を抱えて移動すると体力も消耗しますし、大事な経済活動のためのエネルギーを消費してしまいます。

外食や接待は行きつけ店を決めている傾向

お金持ちは時間を無駄にしません。それは外食のお店選びに関しても言えます。 自身の食事や接待で利用するお店は、お金持ちはほぼ決めています。これはお店選びに時間を費やすのを避けることと、健康のために安心して食事ができるからです。

お金持ちのファッションは理由あって地味

お金持ちはファッションも地味であることで知られています。

スティーブ・ジョブスのフォーマットスタイル

故スティーブ・ジョブズ氏のフォーマットスタイルといえば、黒のタートルネックとデニムにスニーカーです。iPhoneのプレゼンでもご存知の方は多いでしょう。 なぜこのようなスタイルを通したのでしょうか。 これは禅の精神に感銘を受けて「シンプルに生きる」ことを理念にしたというのが理由のようです。地味に見えることにも、深い理由があることがわかります。(※3)

不労所得資産家は出歩かない…

金融資産などの投資によって収入を得ている、いわゆる不労所得資産家はあまり出歩きません。 その理由は、外出をすれば何かしらの出費があるからです。 遠出をすれば宿泊しますし、外食をすることにもなります。不労所得資産家は日常生活でも投資家としての考え方を反映させます。リターンにつながらない出費を避けるため、外出は控えるようになるのです。

高級ブランドのお金持ちアピールは危険(長財布どころか財布を持たないことも)

お金持ちは無意味なアピールもしません。自らがお金持ちであることをアピールしても、何のメリットもないからです。 また高級ブランドを身につけていると、危険な目にあうリスクもあります。買い物の時に出した財布を人目にさらすことで危険を呼び込むこともあります。 マネックス証券の松本大代表取締役会長や堀江貴文氏のように、財布を持たない人も多いようです。(※4)

お金持ちは究極の倹約家

倹約家として知られるお金持ちも多くいます。もちろん無意味に節約をしているわけではありません。

倹約と投資で資産を築いている

プライベートエクイティ会社Bain Capitalを共同設立したミット・ロムニー氏は2019年にユタ州の上院議員になった人物ですが、かなりの倹約家として知られています。 推定資産は2億5千万ドルにもなると言われるロムニー氏は、選出されたあかつきには連邦政府内でも同様に倹約することを約束したそうです。(※4)

一般人よりむしろコスト意識が高い。無駄遣いが大嫌い

お金持ちはコスト意識が高く、決して無駄な消費はしません。 富裕層が多く住むシンガポールの平均的な世帯は、調査によると買い物の予算は毎月の出費の4%程度に収めているようです。また多くの世帯が月額予算の10%ほどを娯楽に使うことに対して、トップのお金持ちは6.5%に抑えています。(※5) 毎月の予算を決めて、衝動的な買い物をしないのが、お金持ちの特徴です。

想像上のお金持ちと全然違うので、お金持ちとは思えない地味な見た目・消費行動・ライフスタイル

お金持ちの生活を見ると、意外に地味であることがわかります。使おうと思えばいくらでも使えるお金があるにもかかわらず、決して無駄な出費をしません。 これはお金を生み出すのはお金であることを知っているからこそ、富の源泉であるお金を無意味に使わないという習慣が身についているからでしょう。

まとめ

本物のお金持ちは、有り余るほどのお金を持ちながらも無駄に使うことがありません。一見すると地味に見えるそのような習慣が身についているからこそ、お金持ちになったとも言えるでしょう。
(※1)
ウォーレン・バフェット、過去最大の3900億円を5財団に寄付
https://forbesjapan.com/articles/detail/28223/1/1/1 (※2)
思った以上? 世界で3番目の富豪、ウォーレン・バフェット氏の質素なお金の使い方
https://www.businessinsider.jp/post-177372 (※3)
スティーブ・ジョブズのファッション哲学。Appleの原点は日本にあった
https://smartlog.jp/34249 (※4)松本大代表取締役会長は財布を持たない
https://president.jp/articles/-/19245?page=3 (※4)
ロムニー議員
https://www.google.com/amp/s/amp.kiplinger.com/slideshow/saving/T037-S001-14-frugal-habits-of-the-super-rich-and-famous.html (※5)
シンガポールの世帯の調査
https://www.valuechampion.sg/what-you-can-learn-how-wealthy-people-spend-their-money
future_captain

future_captain

仕事の中で発見した“変動”のリズムから投資に目覚め、株式のうねり取りを得意とする。またポーカーの腕はかなりのもの。トーナメントに勝ち進むスキルは身に付けたが、その先のプレイ時間を確保できないのが悩み
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