「短い」人が富裕層になれる理由とは

富裕層とは?富裕層になるには?
自分で成功を手繰り寄せる人の基本行動はシンプルです。ついつい長くなりがちなあんなことも富裕層になる人は「短い」。今日は、誰でも簡単に取り入れることのできる「短い」をご紹介します。
2018.6.13

富裕層になれる人はメールが「短い」

とにかくメールが短いのが共通する特徴です。巷では、忙しいからメールが短いのではという説もありますが、私はそうは思いません。富裕層から聞いたなかでなるほどなぁ〜と思う理由をお伝えします。
1)メールが長いと読む相手の時間を奪うから
メールは読む時間は相手の時間を奪うもの、という意識の高さこそが時間を大切にしている証拠です。時間を大切だと心から思っているからこそビジネスで成功していると言えます。
2)コンパクトに要点をまとめる能力があるから
メールを読むと、「で、なに?」と思うことはありませんか。メールでもコンパクトに、しかもスクロールなしの範囲でまとめる能力はビジネスに使えます。メールを短くまとめる練習を繰り返して、要点をまとめる力をつけることもできます。
3)メール一通には一つのテーマのみ
複数のテーマをごちゃごちゃ入れ込んだメールがあります。答える方は、Yes or Noではなく、これはYes、あれはNoと答える必要が出てくるため、返信を後伸ばしにしがちです。ごちゃごちゃメールはスピーディーにビジネスを進める阻害要因になります。
短いメールにはこのような良い点がたくさんあり、だからこそ富裕層になる人はメールが短い傾向があるようです。

富裕層になれる人は最初の挨拶が「短い」

はじめて会ったとき、何度めかに会うとき、どんな時も常に冒頭の挨拶が長い人がいます。挨拶は当然必要なのですが、目的があって会う面談においてなかなか本筋の話までたどり着かないのも時間の無駄ですよね。富裕層になるような人も当然挨拶は大事にしていますが、実は冒頭の挨拶の時間は短くして会話中、もしくは、目処が付いてからの挨拶や世間話を多くする傾向があります。
富裕層になる人は、本題に話が及ぶまでのリードタイムが極端に短い傾向にあります。これは、メールと同じで「相手の時間を頂いている」という感覚が強いからです。だからといって、全く世間話をしないわけではありません。本題の話に目処が付いて且つ、残りの時間や相手の状況を踏まえてお互いの近況や面白い話を共有することはあります。
挨拶もそこそこに本題へ。これを実行するには、挨拶に頼らずに本題を面白くする工夫が必要になるため、自然と力が付くというようなメリットが有るようです。

富裕層になれる人はノーというまでの時間が「短い」

すぐに断ると相手に失礼だからとか、もう二度と声をかけてもらえなくなるからという理由で、本当は断りたいのに、時間をかけて「ノー」という人が多いようです。しかし、富裕層になりたければ、間髪入れずに「ノー」と言える習慣を身に付けてみましょう。
スケジュール管理は出来てるけど、ノーと言えない、、、。と多くの人がいいます。少し厳しいですが、このような人は管理ができている人とはいえません。スケジュールに空きがあればすべての申し出を受け入れる人は、自分の時間がどんどん失われていると人ともいえます。
人のために時間を割く、この行為は素晴らしいことです。しかし、時間を割いたばかりに自分の思考の時間、学びの時間などが後回しにされ、結果として誰もが良い思いをしないということがあります。世界で一番有名なウォーレン・バフェットも言っています。「成功した人と大成功した人の違いは、大成功した人が、ほとんどすべてに『ノー』ということだ」。
不必要なものに即座にノーと言える習慣を日頃から意識しましょう。

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渋谷 豊

ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所(FAG総研) 代表、ファイナンシャルアカデミー取締役

シティバンク、ソシエテ・ジェネラルのプライベートバンク部門で約13年に渡り富裕層向けサービスを経験し、独立系の資産運用会社で約2年間、資産運用業務に携わる。現在は、ファイナンシャルアカデミーで取締役を務める傍ら、富裕層向けサービスと海外勤務の経験などを活かした、グルーバル経済に関する分析・情報の発信や様々なコンサルティング・アドバイスを行っている。慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
ファイナンシャルアカデミー http://www.f-academy.jp/

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