2018.6.29
お金は気にしても、「歩く時間」には無頓着!?
毎日のお金のやりくりや節約には余念がないというしっかりさんでも、時間の使い方にはまだまだ無頓着だったりしませんか? 近頃は電車やバスでの通勤時間を有効に使うようにしている人は多いかもしれませんが、通勤や買い物などで普段何気なく積み重ねている「歩く時間」ともなれば、その使い方を意識したことのある人などほとんどいないかもしれませんね。
当たり前のように過ごしている「歩く時間」を具体的な数字に置き換えて“見える化”してみると、そのボリュームに驚きます。家から駅までが徒歩15分、電車を降りて駅からオフィスまでが徒歩5分としたら、通勤で歩いている時間は片道20分。往復にすると40分にもなります。月20日出勤するとして、月換算で800分=13時間以上も「歩く時間」に費やしていることに。通勤以外の時間もプラスすると、もっともっとふくらみます。
この歩く時間、何もしないのはもったいないと思いませんか? この時間を自分を磨くための時間としてフル活用できれば、大きなリターンが期待できるのです!
価値のない行動をやめる
やるべきことは2ステップ。まずは無意識に時間を割いてしまっている「価値のない行動」をやめてみましょう。最近、街中の風景に増えたのはスマホ(スマートフォン)中毒の人たち。交差点で止まるたびにスマホ画面をチェックする人、中には歩きながら画面にくぎ付けになっている人までみかけます。そんなに急いでなにをしているかというと、急ぎではないメールの返信や芸能ニュース、ゲームなど、それほど価値を感じられない目的の行為が多いような気がしています。
これは世の中にあふれる情報の誘惑に引っ張られ、時間を盗まれてしまっているのに他なりません。時は金なり。時間を大切にできることは、マネーコンシャスの必須条件です。常に「今の私の時間の使い方にはそれだけの価値があるかな?」と厳しく点検する意識を持ちたいもの。無意識に続けてしまっていた「価値のない行動」があったとしたら、まずはその行動習慣をダイエット。例えば、「家から駅までの道ではスマホを見ない」など自分にルールを課しましょう(もちろん、通勤中にチェックすべき大事な情報がある場合はスマホチェックを止める必要はありません)。
空いた時間を意識的にプランニング
これまでやっていた行動を止めたとしたら、空いた時間が生まれます。その時間を何に使うか、これが時間をお金に換えるためのポイントです。
朝の通勤で歩く時間であれば「1日のタスクを整理する」と決めるのもいいと思います。その日にしなければいけない、あるいは自分がしたいと思うタスクをざっと思い浮かべて、「この中でまず一番にとりかからないといけないものは?」と吟味し、優先順位をつけます。駅に着いたら、頭の中で整理した優先順位を手帳や携帯電話のメモ機能に記録してもいいでしょう。「歩くついで」の“ながら行動”でタスクを整理することで仕事を効率よくこなすことができ、生産性を上げることにつながります。そして、どんどん仕事をまかされるようになり、収入も増えていくことでしょう。
「歩きながらエクササイズ」というのもオススメです。考えてみれば、歩く時間というのは、1日の中で貴重な運動の時間です。バッグを肩にかけずに手で持ち腕を前後に振り、二の腕が引き締まるように意識したり、大股で早歩きすることで効果的に有酸素運動ができます。初めは短い時間からはじめて、レベルアップするのを楽しむのもいいですね。また、わざわざ運動のためにスポーツジムに通うと考えたら、ジム代も時間も節約になっているとも言えます。
「仕事のタスク整理」も「ながら運動」もささやかな努力かもしれませんが、毎日続けると効果も着実に積みあがっていきます。
コツコツの意識を育てましょう
わたしたちはどうしても、すぐに、一気に、大きな成果を求めようとしてしまいがちです。でもいちばん確実で早いのは「コツコツ積み立てる」こと。
仕事でも運動でも毎日のルーティンの効果が絶大なことが分かりますが、お金でも同じです。たとえ1000円でも毎月コツコツ貯め続けていけば着実な備えとなりますし、お金に働いてもらうための資産運用を少額からコツコツはじめてみれば、自分の中にノウハウが蓄えられていきます。
仕事でも運動でも毎日のルーティンの効果が絶大なことが分かりますが、お金でも同じです。たとえ1000円でも毎月コツコツ貯め続けていけば着実な備えとなりますし、お金に働いてもらうための資産運用を少額からコツコツはじめてみれば、自分の中にノウハウが蓄えられていきます。
歩く時間を有効活用することは、このコツコツ習慣を身に着けるよい訓練になります。
そして、「時間を味方に積み上げる」ことが未来の大きな成果につながっていくのです。
そして、「時間を味方に積み上げる」ことが未来の大きな成果につながっていくのです。