2019年3月5日 更新

学びを仕事に活かすために 20字インプットで本質をつかむ

学びが溢れている時代。学んだことを確実に仕事に活かすための考え方と方法がまとめられている一冊をご紹介します。

2019.3.5
ビジネス書を読んだり、セミナーに参加したり……。多くのビジネスパーソンは、自身のスキルを磨くために何かしら学んでいることでしょう。しかし、あれこれ勉強しているわりには、肝心の仕事にあまり活かせていないということはよくある話です。

学びが消費になっている時代

まるで水を飲むような気軽さ、ハードルの低さで学ぶことができてしまう。その結果、学びという行為自体が価値を落とし、随分とお手軽な「消費」行為になってしまいました。
23〜24ページより引用
『すべての知識を「20字」でまとめる』の著者である浅田すぐるは、「1枚」ワークス株式会社の代表取締役です。ビジネスコミュニケーションをテーマにした企業研修・講演・コンサルティングを多数実施し、その受講者は8,500名を超えているといいます。
最初の就職はトヨタ自動車で、海外営業部において米国勤務を経験し、グローバル企業ウェブサイト管理業務などを歴任してきました。
多くのビジネスパーソンが抱える課題として、学んだことを仕事や実生活でうまく活かせないということがあります。本著には、その要因として学びが消費になっている時代であるということが挙げられています。
たとえば、テレビ番組のコンテンツを見ても、おもしろくてためになるといった題材が日々多く扱われています。なんとなく学べる情報が常に私たちを取り巻いている状況において、すべてを記憶しているということは不可能であるといえるでしょう。
私たちは、まず自らが置かれている環境を今一度自覚する必要がありそうです。

20字インプットで教養を身につける

そもそも「教養」とは「リベラルアーツ」の訳語です。つまり、「リベラル=自由に生きるため」の「アーツ=技術を身につける」というのが教養の目的だと言えるのではないでしょうか。
99ページより引用
本著には、「紙1枚」に書くだけの学習法が紹介されています。学んだことを活かすというスキルは、さまざまな知見を要約する技術にもつながります。本来20字あれば多くの物事において要約が可能なのだといいます。
まず、緑・青・赤の3色カラーペンと1枚の紙を用意し、フレームを書いてテーマを決め、内容を埋めていきます。読書の感想など、自身の興味関心の赴く学びにおいて、20字にまとめるフレームワークを都度行なっていきます。そうすることで、思考整理が実現し、目的を意識する習慣が身についていくようです。
このように1枚フレームワーク・20字インプットは「本質をつかむことができる」といったメリットにあわせて、教養を身につけることができるようになると著者はいいます。20字インプットの型で学習を進めていくと、シンプルな言葉でまとめていく力をどんどん高めていくことができるようになります。
本質をつかめば、自由に生きるための人生観が自然にできあがり、教養ある人になることができるといえるでしょう。

仕事観がずれていると学びを仕事に活かせない

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