それよりも毎月必ず出ていく固定費を見直しましょう。食費や交際費などと異なり、毎回どのように節約するのかを考える労力も省けます。
2 副業を熱心にやるのをやめればお金持ちになれる
すぐにでもお金を稼ぐ手段としては、副業をするのもよいでしょう。しかし、お金持ちになるには、長期的目線を持たなければなりません。長い目で見てお金を稼ぐスキルを身につけるならば、今の仕事に集中することです。
人ができることには限りがあります。その限られたリソースをどのように使うのかによって、物事に取り組む「深度」が変わります。そしてお金持ちは、より「深度の高い」人を信頼します。
東急グループの創始者、小林一三氏は次のような言葉を残しています。
「サラリーマンに限らず、社会生活において成功するには、その道でエキスパートになる事だ。ある一つの事について、どうしてもその人でなければならないという人間になることだ」
お金持ちになるには、同じお金持ちの信頼を得なければなりません。それもお金持ちの要求に応えるだけの経験とスキルを伴う信頼が必要です。
3 年収が高くてもお金持ちにはなれない
お金持ちになるために、必死に年収を高めようとするのは間違いではありません。しかし年収が高まればお金持ちになれるというわけではありません。
本当のお金持ちは、お金の本質というものを理解しています。それを心得たうえで稼いだお金なのかどうかが問題なのです。つまり年収を高める前に、お金の本質について学ぶ必要があります。
ではお金の本質とは何でしょうか。アメリカ建国の父と呼ばれるベンジャミン・フランクリンの有名な言葉に、「時は金なり」があります。その続きがどのようなものか、ご存知でしょうか。
「Lose no time; be always employed in something useful; cut off all unnecessary actions.」
(時間を浪費せず、常に有意義なことをしなさい。無用な行いは断つことです)
「有意義なこと」とは何でしょうか。そのヒントになる言葉を、京セラ創業者の稲盛和夫氏が次のように語っています。