2019年3月21日 更新

【書評】テクノロジーの進化により、好きなことをして遊んで暮らせる世の中が、もう間近に迫っている『僕たちはもう働かなくていい』

本書は、AIやロボットの研究に関わる専門家との対話をもとに、今後の私たちの働き方、生き方、また最適なAIとの向き合い方について書かれている。

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多くの本を世の中に送り出し、また時間を大切に考える著者が「最近の著作のなかで、飛び抜けて取材と考察に時間と手間をかけた」と書かれていただけに、本文を読む前からとても興味がそそられた。

面倒なやりたくない仕事は全部AIに任せて、自分の好きなこと、やりたいことだけやればいい世の中。「遊びが仕事になる」そのような楽しい世界は、想像しただけでもワクワクしてくる。また著者はすでにその世界を実証しているという。

このようなテクノロジーの進化の一例として、本書では著者自身が体験したパーソナルモビリティ「カングーロ」やロボット「エリカ」について詳細にまとめられている。

用途によってロボットやライドモードに変形する「カングーロ」は、荷物を運んでくれたり、散歩も一緒にしてくれる。また自転車のように乗ることもでき、離れた場所から呼び出すことも可能だという。

また、パーソナルモビリティには、ただの乗り物としての存在ではなく、パートナーロボットとして一緒に出かけたいと思うような「楽しさ」が必要であるという。ただ単に便利さを追求するのではなく、それが人々の意欲的な行動に繋げられるようにするとは、まさに驚きである。

さらにパートナーとしてより実感しやすいのが23歳の女の子「エリカ」だ。第一印象は「かわいい女の子」そのもので、ロボットだとは想像もしなかった。会話や動き、はにかむ笑顔はとても自然だという。それほど現在のテクノロジーは、進化しているのだ。

また、すでにエリカは女子アナとしてテレビ局に入社しているという。企業の希望通りに黙々と働いてくれる「エリカ」は、必要不可欠な存在となり、多くのファンが増えるに違いないだろう。

新しい技術が世の中で活用されていくことは、とてもワクワクする。それにより自分の身の回りはどのように変化していくのか、リデザインされていく世の中は楽しみで仕方ない。

多くの人は、自分の幸せを考えるだけで精一杯だが、世の中が良くなるために自分の犠牲や苦労を厭わず、また他者からの中傷も気にせず行動出来る人は、本当に素晴らしく、誰にでも真似できることではない。まさに貴重な存在であり、感謝したいと思う。その日々の努力のおかげで私たちの生活は楽しく充実することができ、また幸せな人生へとつながっていくのだ。

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