矢島光さんがお金持ち男子と初遭遇した大学生時代
ボンボンとも揶揄されがちな男の子たちは、想像に反して、みんなとても優しかったそうです。
■お金持ちになるには学歴が大事かもと思って
STAGE編集部:なぜ慶應義塾大学に進学したんですか?
矢島:とにかく早慶に行きたかったんです。中高は私立の女子校に通っていました。お父さんが役員とか社長という子が多くて。私は頻繁に雑誌も買えなかったのに、みんな毎月買ってる。みんな流行りのブランドを着て、ディズニーランドに行ってました。全身バーバリーとか、109系のワンウェイとか。
STAGE編集部:矢島さんは行かなかったんですね。
矢島:うちはあまり裕福ではなくて。それは父母の学歴のせいかもしれない、学歴が大事だって思っていました。お金持ちになるには早慶に行かねばと強く思ったんです。
STAGE編集部:矢島さんはぽわんとしてそうでいて、いつも生きることに貪欲というか。ところで、恋愛経験はどうですか?
矢島:大学まで男子との思い出はゼロです。高校時代は合コンもしなかったですね。バトン部に所属していて、ものすごく厳しい部活で。忙しくて時間がなかったんです。結局1浪したんですが、自宅浪人だったので、人間との交流自体がなかった。あそこで一人になる技術を身に着けました。楽やなって。
STAGE編集部:楽だったんですか…。そして、念願の大学デビューですね。矢島さんのデビューのイメージってどんな感じだったんですか?
矢島:バスケサークルのマネージャーっていうのやってやる…!と思っていました。プレイヤーの彼氏がいて、海の家に行く。
STAGE編集部:でました「海の家」。
矢島:でも、「ナイッシュー!」とかいうのができない。まず、マネージャーって男に受けるためのポジションで許せなかったんですよね。合ってなかった。1カ月で辞めました。
STAGE編集部:マネージャーになろうというのが、「そもそも」ですよ。でも、バスケ部でお金持ちの男の子の優しさに触れたんですよね。
矢島:それが、第1回目の麗司くんです。
■外資企業の役員のご子息(麗司)
矢島:普通の男性は明らかに可愛い子とか、そんな可愛くなくても、明るく楽しい子とかにばっかり優しいんですが、麗司君は、「ひかるこひかるこー、サークル来いよー」と話しかけてくれるし、誘ってくれる。
STAGE編集部:お金持ちの男子の優しいポイントですね! 「分け隔てなく優しい」
矢島:尊いです。
矢島:でも、いつも同じ服を着てるんですよ。いっつも同じパーカーと同じジーンズ。秋冬はそこに革ジャンがプラスされる。わからなかったけど、多分、良いものなんでしょうね。
STAGE編集部:そして、学生で2LDK住まいは贅沢ですね。
矢島:「広いね―」というと、「金持ちだからな俺」ってさらっと言ってました。謙遜したりしても逆効果ってわかってるんでしょうね。
STAGE編集部:それは、「キラキラSNSアカウント」にも通じますね。
矢島:超美人の彼女と白パンを二人ではいて、おそろコーデをインスタにアップしてました。コメントが「街なかの俺ら」。コメント欄が「彼女可愛すぎだろ」で溢れかえっていました!
STAGE編集部:まぶしいですね。こじらせた謙遜感がゼロですね!
矢島:私の漫画(彼女のいる彼氏)を読んでくれていて、「めっちゃ徳さん好きやわ〜」って言ってましたね。
STAGE編集部:「徳さん」はこじらせ主人公を弄ぶチャラい男ですよね。分け隔てなく女性を口説いてますよね。徳さんもお金持ち男子なのかも…。
「徳さん」は『彼女のいる彼氏』のダーク(?)ヒーロー徳永靖太郎。アラサー女子の咲を惑わせる悪い男です。