『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、資産と負債を次のように定義しています。
資産=ポケットにお金を入れてくれるもの
負債=ポケットからお金を取っていくもの
負債=ポケットからお金を取っていくもの
マイホームを購入すると月々の住宅ローンの支払いがあるので、収入からお金が減っていくことになります。
対して、株や不動産を購入した場合は配当金や家賃収入などが期待でき、お金を増やすことができます。富裕層は「マイホーム=負債」という感覚を持っているため、マイホームを所有したいと考える人は少ないのです。
住む場所はライフステージにあわせて変える
マイホームを持たずに賃貸暮らしをしているお金持ちは、ライフステージにあわせて賢く住む場所を変えています。
例えば、結婚して家族の人数が増えれば今までの家では手狭になったり、転職をすれば通勤が不便になったりすることがあります。持ち家だとライフスタイルの変化に柔軟に対応できませんが、賃貸ならいつでも引越しできます。長く住むためにマイホームを買うのではなく、今のニーズに合った場所を探すことを重視しましょう。
お金持ちは、自分の価値観に従ってお金を使う
お金持ちはお金に対して自分なりの価値観を持っており、その価値観にマッチした場合に使います。いくら安いものでも、自分の価値観にあわないものであれば無駄に浪費することはありません。
お金は自分の生き方そのもの
メイクアップアーティストの藤原美智子は「お金とは、生き方である」と述べ、お金の使い方についても強いこだわりがあります。
20代はお金の使い方が分からず旅行や高いワインなどに消費していたそうですが、30代になると仕事も確立し始め自分らしさを模索しながらお金を使うようになりました。40代になるころには自分にとって大事なもの、必要なもの、価値のあるものが分かり、50代からは自分の生き方に沿ってお金を使えるようになったと語っています。
若いころは自分が何に価値を感じているのかがぼんやりしていて、お金の使い方にも迷いがあるかもしれません。しかし、お金を使う経験や仕事などを通じて、徐々に自分が大切しているものが分かれば、何にお金を使えばいいのかも見つけやすくなるのです。
富裕層に共通しているのは、自分の価値観に沿ったお金の使い方です。価値観は一朝一夕では確立できませんが、さまざまなチャレンジや経験を通して少しずつ築いていくことができます。