「たった一つの例外」が突破口を開く
ひろゆき氏がよく使う討論のテクニックの中に「例外を出していく」というものがあるそうです。例えば、「人を殺すのは悪い事なので絶対にダメ」という主張をする人に「では、戦争で人を殺している兵士は悪い人ですか?」「誰かを助けるためでも殺してはダメなのか?」という具合。例外を出しつつ意見すると反論が難しくなるのだそうです。
一つでも例外を示して「それって事実ではなくて<場合による><条件による>ってことですよね?」と確認すれば「まぁ、そうですね」と同意せざる終えない。そうすることで相手の勢いを抑えて主導権を引き寄せることができるのです。自分の意見をゴリ押ししようとする人もいますが、そういった相手と討論する時に有効なテクニックですが、逆に言えば例外を示されるような話し方をしないことも大切。ひろゆき氏は「絶対に」などと断定する話し方を避けているのだそうです。
論破しても嫌われないテクニック!
「論破王」の異名を持つひろゆき氏がですが、テレビの討論番組と違って企業の会議で論破する時に実践しているテクニックがあるのだそう。それは「人の問題」にならない会議の進め方をすること。
具体的には、誰それの意見ではなく「A案、B案、C案が出たけど、どれがいい?」という風に中身だけの話にするということ。世の中には「意見の否定」を「人格の否定」と勘違いして受け取る人も多くいるので、反対されるとすぐにムッとするタイプの人との会議の時には非常に有効なのだとか。
個人的には、これはかなり使える場面が多そうなテクニック。しかも難しくないのでさっそく使わせてもらおうと思いました。
すぐに実践できるテクニックも多く、意外にも…と言ってはひろゆき氏に失礼かもしれませんが、人間関係をキープしながら論破する方法がたくさん紹介されていました。自分の言葉に説得力を持たせたい人はもちろん、仕事の人間関係に悩んでいる人へのヒントも多いのではないかと思います。
スタンフォード式「人生がうまくいくシンプルなルール」に学ぶ!

ここ数年、書店やメディアで「スタンフォード大学」というワードを見かける機会が増えたような気がします。スティーブ・ジョブズが伝説のスピーチを残したからなのか? 世界の大学ランキングでベスト3に入っているからなのか? その理由は定かではありませんが、例えば2017年現在も『スタンフォード式 最高の睡眠』がベストセラーの仲間入りをするなどブランド価値はさらに高まることが予想されます。